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悲観主義は気分によるものであり、楽観主義(オプティミスム)は意志によるものである。気分にまかせて生きている人はみんな、悲しみにとらわれる。否、それだけではすまない。やがていらだち、怒り出す。(・・・)ほんとうを言えば、上機嫌など存在しないのだ。気分というのは、正確に言えば、いつも悪いものなのだ。だから、幸福とはすべて、意志と自己克服とによるものである。
(・・・)最後に、用心のために言っておく。憂鬱な思考はすべて、自分をだます魂胆だと思ってさしつかえない。そう考えてよいのだ。なぜなら、われわれは何もしないでいると、すぐに自ずと不幸をつくり出してしまうものだから。
アラン『幸福論 (岩波文庫)
』神谷幹夫訳、岩波書店、1998、314-316頁.
自分が自分に騙されてはいけない。憂鬱な気分や日常に流されないよう、幸福への意志をもつことを忘れないようにしたい。
(・・・)最後に、用心のために言っておく。憂鬱な思考はすべて、自分をだます魂胆だと思ってさしつかえない。そう考えてよいのだ。なぜなら、われわれは何もしないでいると、すぐに自ずと不幸をつくり出してしまうものだから。
アラン『幸福論 (岩波文庫)
自分が自分に騙されてはいけない。憂鬱な気分や日常に流されないよう、幸福への意志をもつことを忘れないようにしたい。
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