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暫らくしてボイが、珈琲とトーストと、別にアイスクリームを三人前運んで来た。その三つをみんな私の前に列べて、端のカップから一匙ふくむ。大変うまい。昨夜もお酒の後でみんなで食べたが、昨夜のはクリーム・サンデエであった。今朝のは、初めからボイに白いのを持って来いと命じたから、三つ共白い。その色と、円く盛り上がった肌が、朝の目をすがすがしくする。家にいるとそう行かないが、旅行に出れば私はアイスクリームばかり食べている。好きなのだろうと思うけれど、どこがどういいのか、考えて見た事もない。味もよくわからない。味わい分けたり、比較したりする事は丸で出来ない。ただ子供の時珍しかった衛生元祖アイスクリン以来、いつでも、あれば食べたいと思う。
(内田百『第二阿房列車 (新潮文庫)
』、新潮社、2003年、pp.122-123)
旅行に出ると食べたくなるものがある気がする。わたしはなんだろう。
それにしても、朝からアイスクリームを食べるとは、百先生は豪快だ。
テレビがないので今さら知ったが、九州新幹線全線開通のCMには驚いた。
車窓から沿道の人々を撮影するというコンセプトは、ポール・フスコの写真《RFK Funeral Train》を思い出させるが、このCMは多幸感・祝祭感に溢れていてすばらしい。
ヘタなアートプロジェクトより、アートしている。
(内田百『第二阿房列車 (新潮文庫)
旅行に出ると食べたくなるものがある気がする。わたしはなんだろう。
それにしても、朝からアイスクリームを食べるとは、百先生は豪快だ。
テレビがないので今さら知ったが、九州新幹線全線開通のCMには驚いた。
車窓から沿道の人々を撮影するというコンセプトは、ポール・フスコの写真《RFK Funeral Train》を思い出させるが、このCMは多幸感・祝祭感に溢れていてすばらしい。
ヘタなアートプロジェクトより、アートしている。
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