A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記927 『一九七二』

2014-10-16 23:43:02 | 書物
タイトル:一九七二―「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」 (文春文庫)
著者:坪内祐三
カバー:鶴丈二
発行:東京 : 文藝春秋(文春文庫, [つ-14-1])
発行日:2006.4
形態:487p ; 16cm
内容:
連合赤軍があさま山荘にたてこもり、宮の森シャンツェに3本の日の丸が揚がった年は、今太閤が列島改造を叫び、ニクソンが突如北京に赴いた年でもあった。高度成長期の生真面目さとエンタテインメント志向の萌芽が交錯する奇妙な季節。3億円事件を知らない世代に熱い時代の息吹を伝える、新感覚の文化評論。 解説・泉麻人

目次
第一回 なぜ、この年なのか
第二回 ポルノ解禁前夜
第三回 日活ロマンポルノ摘発される
第四回 ストリップショーと「四畳半襖の下張」
第五回 連合赤軍事件と性意識
第六回 赤軍派と革命左派の女性観の違い
第七回 それは「水筒問題」からはじまった
第八回 永田洋子の期待と失望
第九回 遠山美枝子のしていた指輪
第十回 榛名ベースでの新党結成と意識の落差
第十一回 南沙織が紅白に初出場した夜に
第十二回 二人の「兵士」のニ十数年振りの「帰還」
第十三回 十四歳の少年が大盛堂書店の地下で目にしたもの
第十四回 奥崎謙三の『ヤマザキ、天皇を撃て!』
第十五回 札幌オリンピックとニクソンの中国訪問
第十六回 テレビの画面が映し出していったもの
第十七回 坂口弘が「あさま山荘」のテレビで目にしたショッキングな光景
第十八回 「あさま山荘」の制圧とCCRの来日コンサート
第十九回 箱根アフロディーテとフジ・ロック・フェスの間に
第二十回 雷雨の後楽園球場でのグランド・ファンク・レイルロード
第二十一回 「はっぴいえんど」の松本隆青年のイラ立ち
第二十二回 頭脳警察の「うた」を必要とした若者たち
第二十三回 キャロルとロキシー・ミュージックが交差した瞬間
第二十四回 若者音楽がビッグビジネスとなって行く
第二十五回 ローリング・ストーンズの「幻の初来日」
第二十六回 TVメディアが作る新たなアイドルの登場
第二十七回 「危険な十四歳」と「子供を殺す母親」たち
第二十八回 金曜日夜八時の「日本プロレス」中継終了と『太陽にほえろ!』の放映の開始
第二十九回 『ぴあ』の創刊と情報誌的世界の登場
第三十回 『ぴあ』の「帝国主義的」拡大路線への転換と混乱
第三十一回 「大相撲ダイジェスト」と山陽新幹線
第三十二回 田中角栄が「今太閣」として支持されていた頃
最終回 二〇〇二年十月に読む『世界』一九七二年十二月号
あとがき
解説「時代格闘家・坪内祐三」泉麻人

購入日:2014年10月16日
購入店:ブックオフオンライン
購入理由:
 つくるビルゼミの参考文献として購入。「年問題」を取り上げるにあたって、予習としてタイトルに年号がつく本を調べたら膨大にあった。その中でおもしろそうで読みやすそうななのが本書だった。1972年、まだ私は生れていない。
 残念ながらアクシデントで受け取れなかったため、今回は使えなかったが、ある一年だけを一年間取り上げるのもおもしろいかもしれない。


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