A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記557 「ユリイカ 第19巻第9号」

2011-09-25 23:49:29 | 書物
タイトル:ユリイカ 第19巻第9号(1987年8月号)
編集人:歌田明弘
発行:青土社
発行日:1987年8月1日
内容:
偽書渉猟20「ラヴクラフトとその偽作集団」山尾悠子
科学と抒情8「ご褒美の夏」赤瀬川原平
詩「ローマのチャップリン 他一篇」飯田善國
想像遍歴16「演劇の一場面 『ハムレット』」小島信夫
同時代の演劇を読む5「なぜかひとり語りの芝居が流行って…――コーベールの『アリアーヌ』とグリューバー演出『ゼルリーヌ』」佐伯隆幸
上田秋成論「政子淫乱 「物語」の流産をめぐって」野口武彦

特集 旅行のフォークロア 異次元へのトリップ
オリエントの誘惑
「旅の眼・旅のテクスト 「横浜写真」を巡って」飯沢耕太郎
「ラフカディオ・ハーンにおける耳の戦略――ニュー・オーリンズ時代のハーンの一日」西成彦
「草創期のトラベル・フォトグラフィー――写真=メディアによる〝眼の旅行〟」金子隆一
旅と芸能
「道中双六としての吉原 隆慶一郎の方へ」堀切直人
「〈路〉のダイナミックス 狂言の記号論」T・カーン
旅と宗教
「エリアスとの旅」中沢新一
「遊行と巡礼 インドの場合」小西正捷
「アメリカン・サブライムの誕生――ナイアガラ、巡礼から新婚旅行へ」奥出直人
血塗られた旅
「「首」の旅」山折哲雄
江戸と旅
「菅江真澄の旅 日常の裂け目から異界を視る」内藤正敏
「道行・やつし・他界」諏訪春雄
文学と旅
「旅先はいつもすばらしい」ソンタグ 河合祥一郎訳
「懊悩の時代 ジョンソンと『アビニシアへの旅』」鈴木聡
「ベデガー・ランド トマス・ピンチョンと旅」プレイター 宮川雅訳
「感傷旅行家ユリシーズ」加藤幹郎
共同体と旅
「旅する社会」山崎カヲル
「異人と村落共同体をめぐる物語――「松浦長者」と「物くさ太郎」」小松和彦
「旅は連れだちラクダに乗って」堀内勝
「杖と境界のアルケオロジー」赤坂憲雄
現代社会と旅
「超現実(ハイパーリアリティ)への旅 魅せられた城」U・エーコ 片岡信訳

ポストモダンの音楽「いつも破局を…:インタビュー」シノーポリ 細川周平
もうひとりのわたし32「流れ」岸田今日子
対話批評*アール・ポエティック*19「投げやりと計算のあいだで」松浦寿輝・朝吹亮二
今月の作品 森本敦子/いいじまかずき/菅野美奈子/田中久美子/末続明美/高橋奈津子2編
われ発見せり「夢三夜」西谷修

購入日:2011年9月24日
購入店:tripel
 ギャラリー巡りの帰り道、「第3回古本フェス@トリペル ~秋がくるから、あの本、この本~」に立ち寄り、棚を物色して見つけた1冊。
 最近、調べているテーマ上、旅関係の文献で使えるものがないか探していたが、「旅のフォークロア」という特集は参考になりそうだと考え購入。
 久しぶりに古本屋に入ったが、黙々と本棚を見ている人たちの静かな空気が気持ちいい。この空間は店主によるものなのか、並べられた本によるものなのか・・読書の秋だ。





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