A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記789 『コミュニケイションのレッスン』

2013-09-17 22:02:06 | 書物
タイトル:コミュニケイションのレッスン
著者:鴻上尚史
装丁:寄藤文平+鈴木千佳子(文平銀座)
アートワーク協力:大塚いちお
イラスト:須山奈津希
発行:東京 : 大和書房
発行日:2013.5
形態:285p ; 20cm
内容:
コミュニケイションは技術だ。野球やサッカーと同じように、やればやるだけ上達する。

演劇の、特に劇団の演出家なんかをしていると、「人間と付き合うのが好きなんですね」とよく言われます。好きかもしれませんが、同じぐらい苦手だと思っています。みんなでワイワイするのが楽しい時と勘弁してほしいと思う時が同じぐらいあります。それでも、集団を続けているのは、一人より複数の人間と何かを創る方が、はるかに素敵なものができると思っているからです。(本文より)
(本書帯より)

この本は「コミュニケイションは技術」という視点から、どうやったら、あなたのコミュニケイションのレベルが向上するかを伝え、練習方法をアドバイスした本です。30年間、演出家をやりながら、ずっとコミュニケイションに関して考え、実践してきたことを書きました。(本文より)
(カバー見返しより)

はじめに
第1章 コミュニケイションとは何か?
第2章 「世間」と「社会」
第3章 コミュニケイションの技術「聞く」
第4章 コミュニケイションの技術「話す」
第5章 コミュニケイションの技術「交渉する」
おわりに

購入日:2013年9月6日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 最近、共同で進めてゆく仕事に関わっていて、現状の自分が何か変われないかと思ったこと、転職の面接に向けての参考資料として購入。鴻上尚史氏の本は中学~高校の時にハマってたくさん読んだが、新しい本を読むのは久しぶり。本書は、演出家の立場から「聞く」「話す」「交渉する」技術をわかりやすく伝えてくれる。具体例やポイントのまとめ方がとてもうまい。
 ちなみに第2章の「世間」と「社会」については、本書の前に刊行された『「空気」と「世間」』(講談社現代新書)の方が詳しい。本の中身としては、こちらの方が濃い。「世間」や「社会」で生きづらさを感じているすべての人におすすめしたい。


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