A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記571 「鉄道旅行案内」

2011-12-08 23:20:30 | 書物
タイトル:鉄道旅行案内(大正7年版)
編著:鉄道院
発行:博文館
発売日:大正7(1918)年5月30日/大正7(1918)年7月1日再版発行
内容:
18cm、484p

例言
遊覧地一覧表
国有鉄道の概要
東京及其附近
東京及附近遊覧暦
東海道線
山陽線
中央線
北陸線
関西線
山陰線
讃岐線
徳島線
鹿児島線
宮崎線
川内線
長崎線
豊洲線
筑豊線
東北線
信越線
総武線
磐越線
奥羽線
陸羽線
函館線
釧路線
室蘭線
留萠線
宗谷線
網走線

附録
朝鮮
南満州
台湾
樺太

廻遊旅行の栞
鉄道院所属の線路名稱表
鉄道系統表
鉄道営業案内
沿線旅館一覧表
電話番号表

主なる連帯線私設鉄道
各種統計目次
挿入地図目次
挿入写真絵画並俳句等の目次

購入日:2011年12月7日
購入店:竹岡書店
 鉄道院が発行した『鉄道旅行案内』を調査するために購入(当初は発表に間に合わせるために注文したが、結局間にあわなかった)。約90年も前の本なので、かなり状態が悪い。
 私の関心は鉄道ではなく、挿絵である。その目的は吉田初三郎が鳥瞰図を描いた『鉄道旅行案内』の調査・研究である。だが、鉄道院(省)が発行した『鉄道旅行案内』の挿絵の変遷を辿っていくうちに浮世絵や風景写真が使用されていることがわかった。それ自体が旅行表象の変遷として興味深く思え、現物を買って精査してみることにした。これまでの調査では大正7年版がかなりおもしろい。
 また、当時、日本の植民地であった朝鮮、満州、台湾、樺太の記述は、コロニアリズム研究として地理学方面の研究でも精査されてよい問題だろう。
 


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