内面生活では新しいものに不信をいだくきらいがあります。頑強に仕立て上げられた内面生活になるほど、新しいものへの抵抗がとりわけ強くなります。旧か新か、どちらかを選べ、と私たちは言われます。じつは、両方を選ばなければならないのです。新旧の折り合いをつけることの連続がなかったら、人生はいったい何でしょう。この一筋縄ではいかない相克を超えるべく、つねに自問し続けていかなければならないように思えます。
スーザン・ソンタグ『同じ時のなかで』木幡和枝訳、NTT出版、2009年、p.290
選択肢はどちらかひとつではなく、ふたつの折り合いをつけることと考えてみる。
スーザン・ソンタグ『同じ時のなかで』木幡和枝訳、NTT出版、2009年、p.290
選択肢はどちらかひとつではなく、ふたつの折り合いをつけることと考えてみる。
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