A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記351 「八代目春風亭柳枝」

2009-12-13 22:22:32 | 書物
タイトル:隔週刊CDつきマガジン 落語 昭和の名人 決定版22 八代目春風亭柳枝
監修:保田武宏
寄席文字:橘左近
CDリマスタリング:草柳俊一
アート・ディレクション:渡辺行雄
デザイン:片岡良子、姥谷英子
編集:三浦一夫(小学館)、内田清子
制作企画:速水健司
資材:星一枝
制作:田中敏隆、南幸代
宣伝:山田卓司
販売:竹中敏雄
広告:林祐一
発行:株式会社小学館
発行日:2009年10月27日
価格:1,190円
内容:
温厚な語りにあふれるユーモア
八代目春風亭柳枝【しゅんぷうてい・りゅうし】1905~1959

CD(63 分)
王子の狐・・・人間に気をつけろ
子ほめ・・・いや、お若く見える
元犬・・・人間になったシロ
たらちね・・・異文化の正面衝突【初出し音源】

○あだ名は〝お結構の勝っちゃん″ 心はまるく、腹立てず
○CD鑑賞ガイド 前座噺で爆笑を誘う
落語をもっと面白くする連載3本立て
田中優子○狐と狸
五街道雲助○寄席文字の粋
山本進○テレビと落語家

購入日:2009年11月10日
購入店:恭文堂書店 学芸大学店
購入理由:
いわゆる前座噺と呼ばれる軽い噺が多いのだが、不思議と余韻が残るのは柳枝ならではか。ぞんざいな職人と上品すぎる娘が結婚する「たらちね」が分かりやすいが、言葉の違いで人間の性格や可笑しみを醸し出す話は、誰にでもわかりやすく落語入門としては入りやすい。個人的に驚いたのが「元犬」である。なにせ犬が人間に生まれ変わる噺なのだから驚く。ソフトバンクのCMどころではない。もともとは仏教説話の話らしいが、この不自然な設定を下敷きに落語にしてしまうのだから、江戸時代恐るべしだ。だがだが、もっと骨太な噺を聴きたくもある。


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