A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記625 『シュポール/シュルファスの時代』

2012-07-13 23:25:12 | 書物
タイトル:ポンピドゥー・コレクションによるシュポール/シュルファスの時代 : ニース~パリ 絵画の革命 1966~1979
別書名:Les années Supports / Surfaces dans les collections du Centre Georges Pompidou
日本語版編集:東京都現代美術館:南雄介、関直子、乙葉哲、平野千枝子(編集協力)
翻訳:谷川かおる、長谷川光明、福満葉子、乙葉哲(東京都現代美術館)、関直子(東京都現代美術館)、南雄介(東京都現代美術館)
日本語レイアウト:美術出版デザインセンター:笠毛和人、二本松朋子
制作:美術出版デザインセンター
発行:東京都現代美術館
発行日:2000.1
形態:199p ; 30cm
注記:会場:東京都現代美術館 , 2000.1.29-3.30
   主催:東京新聞 [ほか]
   付: リーフレット([14]p. 25cm, テクスト:ミッシェル・ボドゥソン 翻訳:乙葉哲 発行:東京都現代美術館)あり
   作家別文献: p184-195
内容・目次:
Les années Supports surfaces dans les collections du Centre Georges Pompidou
, catalogue d'exposition, editions du Jeu de Paume/editions du Centre Pompidou, Paris, 1998.の日本語版。

ごあいさつ
「描くよろこび」ダニエル・アバディ
「マルスラン・プレネとの対話」エリック・ド・シャセイ
「鍋の寓話」ディディエ・スマン
「支持体、表面、制作過程、素材……」アルノー・ピエール
カタログ
「作品解説」ステファニー・ジャメ
「クロノロジー」キャティ・トマ、ディディエ・スマン
文献
索引

購入日:2012年7月13日
購入店:新日本書籍
購入理由:
 とある原稿の参考資料として購入。シュポール/シュルファス(以下S/Sと略)について調べようと思ったとき、まっさきに思い出しのが本展だった。カタログに索引までついているほど、資料性のある内容で充実している(当たり前だが、参考文献に日本語文献は含まれていない。S/Sの作家たちは、日本でも展示しているのでカタログや雑誌記事もあるのだから、日本語版刊行時に追加してほしかった)。不満は掲載写真である。クロード・ヴィアラの作品が特徴的だが、会場写真がないと吊り下げて展示された状態がわからない。S/Sの場合、展示手法にも批評的意図が現れているので、当時の会場写真をもっと見たかった。
 カタログの好みとしては、1993年に日本各地を巡回した「シュポール/シュルファス展 : 1970年・南仏-パリ」の展覧会カタログの方が、日本の美術館で編集しているせいか、見やすい気がする。作品図版も展示風景の写真が多く含まれ、S/Sがどのような展示をしたのかよくわかる。デザインやフォント、紙質も私好みなので、そちらも購入しようか検討中。



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