自分の感じている一番大事なものが、他人に通じようが通じまいがそれは二の次のことだ。他に通じさせようとする一切の妥協、卑劣なおもねり、愚劣なサービス精神は、みずからを損うだけでなく、相手を侮蔑し愚弄する以外の何ものでもない。自分が今、ここで、ほんとうにやりたいことをしていること、それ以外の別の所に、自分のいのちがあるはずがない。この生々しい強烈ないのちの火花だけが、相手の中に新しく何事かを起こし得る唯一のものであろう。ほんとうはやりたくないことを、自分がやるべきことであるかのように偽って、やむを得ないこととしてやることこそ、人間最大の罪悪ではないのか。
野口三千三『原初生命体としての人間 ― 野口体操の理論(岩波現代文庫)』岩波書店、2003年、232頁。
ああ、私は人間最大の罪悪をおかしている。自分のいのちの居場所をつくろう。
野口三千三『原初生命体としての人間 ― 野口体操の理論(岩波現代文庫)』岩波書店、2003年、232頁。
ああ、私は人間最大の罪悪をおかしている。自分のいのちの居場所をつくろう。
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