では、「美しさ」とはいったい何なのでしょうか。いろいろな見かたはあるでしょうけれど、私は「それが二度と同じことをくりかえさないこと」だと思っています。例えば雲の美しさ。もし、雲のかたちや動きが、ある周期でくりかえされていたらどうでしょう。おそらく「美しい」とは思わないでしょう。予測できそうで、予測できない微妙な動き、しかも二度と同じものにであえないという、どきどきするような緊迫感に「美」を感じているのではないでしょうか。
佐治晴夫『ゆらぎの不思議』PHP研究所(PHP文庫)、1997年、16頁。
美しさは二度とない。
佐治晴夫『ゆらぎの不思議』PHP研究所(PHP文庫)、1997年、16頁。
美しさは二度とない。
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