A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

美術回顧 2015

2015-12-31 23:46:46 | 美術
2015年の最後に今年印象に残った展覧会を挙げて、本年を締めくくります。順位はなく、鑑賞順です。どうもありがとうございました。
(私がテキスト執筆およびイベント参加した展覧会は対象外としました)

美術館編
切符をもたない旅(2015年1月23日~2月1日)ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
テンプス・フーギット――大山崎山荘とヤマガミユキヒロの視点(2015年3月21日~6月28日)アサヒビール大山崎山荘美術館
シンプルなかたち展 美はどこからくるのか(2015年4月25日~7月5日)森美術館
・サイ トゥオンブリ― : 紙の作品、50年の軌跡(2015年5月23日~8月30日)原美術館
キュッパのびじゅつかん―みつめて、あつめて、しらべて、ならべて(2015年7月18日~10月4日) 東京都美術館
開館30周年記念 舟越保武彫刻展 まなざしの向こうに(2015年7月12日~9月6日)練馬区立美術館
他人の時間(2015年7月25日~9月23日)国立国際美術館
・芸術植物園(2015年8月7日~10月4日)愛知県美術館
『月映』田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎(2015年9月19日~11月3日)東京ステーションギャラリー
Re: play 1972/2015―「映像表現 '72」展、再演(2015年10月6日~12月13日)東京国立近代美術館


ギャラリー編
・ミヒャエル・テンゲス(2015年2月21日~3月28日)taguchi fine art
・伊藤隆介「All Things Considered」(2015年3月28日~4月25日)児玉画廊|京都
・山部泰司「ワーキングアクア2015」(2015年4月7日~4月19日)ギャラリーモーニング
・大畑公成「Colors on canvas」(2015年4月21日~5月10日)prinz
・谷穹「LAND e SCAPE」(2015年6月2日~6月14日)Gallery PARC
・視点の先、視線の場所 来田広大・吉本和樹(2015年6月21日~7月5日)ギャルリ・オーブ
・井浦崇/大島幸代展「THE STREAM GLIDES ON CALMLY」(2015年9月1日~9月6日)アートスペース虹
・花岡伸宏・米増初音展 -生活とかたち- (2015年9月1日~9月13日)ギャラリー揺
・星野曉「BLACK HORSE IN THE DARK――始原の知覚」(2015年10月6日~10月31日)アートコートギャラリー
・林勇気展(2015年12月4日、5日)FLOAT

番外
・PARASHOPIA: 京都国際現代芸術祭2015シネマプログラム
アレクサンダー・ザルテン「アジアを照らさないミラーボール。日本映画のアジア」(2015年4月5日~4月19日)京都府京都文化博物館フィルムシアター


ほかに、「アートコートフロンティア2015」(アートコートギャラリー)での、谷口嘉、堀川すなお、「アーティスト・ファイル 2015 隣の部屋――日本と韓国の作家たち」(国立新美術館)での百瀬文の作品には心打たれました。

今年見た展覧会数は709でした。年々減少傾向にあります。せっかくご案内を頂いたにも関わらず行けないことも多く、不義理を重ねた1年となってしまいました。

選外でもすばらしい展覧会、作品はたくさんありましたが、今年は多忙と精神的な不調が重なり、家で原稿に追われることが多かった気がします。ときどき気分転換に落語を聞きに行っておりました。落語は楽しいです。

番外について補足です。今年の京都は「PARASHOPIA 京都国際現代芸術祭2015」が話題となりましたが、この芸術祭にシネマプログラムがあり、実に良質な企画だったことはあまり知られていないと思われます。私は全プログラム見ましたが、作品相互の関係性や選定、アジアへの政治的、美的視点など実に興味深いプログラムでした。『あんにょん由美香』をまさか京都文化博物館で上映するなんてすばらしい批評性です。



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