A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1099 『俯瞰の世界図』

2015-10-19 23:04:01 | 書物
タイトル:俯瞰の世界図
並列書名:A bird's-eye view of the world
シリーズ名:被爆70周年 : ヒロシマを見つめる三部作; 第2部
執筆・編集:角奈緒子
略歴編集・作成補:竹萌佳、山本和毅(広島市現代美術館インターン)
翻訳:ブライアン・アムスタッツ、クリストファー・スティヴンズ
アートディレクション:野村勝久、坂本実央(野村デザイン制作室
発行:広島 : 広島市現代美術館
発行日:2015.10
形態:127p : 挿図 ; 26cm
注記:展覧会カタログ
    会期・会場: 2015年10月10日-12月6日:広島市現代美術館
    主催: 広島市現代美術館, 中国新聞社
    展覧会企画: 角奈緒子
    おもに図版等
    日本語・英語併記
    正誤表あり
    作家略歴: p106-119
    出品リスト: p120-124
内容:
あいさつ
「高いところから、広くそして深くとらえるということ」角奈緒子
「爆心地ヒロシマに入る」林重男
図版、作家・作品解説
 林重男
 『ライフ』
 マシュー・デイ・ジャクソン
 吉田初三郎
 丹下健三
 ル・コルビュジエ
 松江泰治
 ジャナーン・アル・アーニ
 チャールズ&レイ・イームズ
 石原正
 本城直季
 山口晃
 《厳島図》
 リン・シュカイ(林書楷)
 大岩オスカール
 ニパン・オラニウェー
Notes on Artists & Works

資料編
 作家略歴
 出品リスト

購入日:2015年10月18日
購入店:広島市現代美術館
購入理由:
 今年度の年間スケジュールを見て、吉田初三郎が出品することからとても楽しみにしていた展覧会。これは見にいかねばならない。実際、今年初頭に資料を集めた原爆爆発の瞬間を描いたイラストが掲載された『ライフ』まで出品されていた。よく調べ、集めている。今回の目的であった初三郎の『HIROSHIMA』原画やグラフ誌も見られてよかった。
 残念というか、期待がはずれたのは、石原正である。石原もまた原爆図を描いているという記述がネットのファンサイトにあり、事実とすれば出品されるのではないかと期待していたのである。残念ながら、過去に刊行された鳥瞰図が出品されているのみで、広島に関わる鳥瞰図はなかった。
 この「俯瞰」というテーマは、近年ではドローンを使用した映像作品もあり、さらに拡張していけそうである。