タイトル:空間の日本文化 (ちくま学芸文庫)
タイトル別名:Vivre l'espace au Japon
著者:オギュスタン・ベルク
訳者:宮原信
カバーデザイン:間村俊一
カバー写真:林朋彦
発行:筑摩書房
発行日:1994.3
形態:335p ; 15cm
注記:底本: 「空間の日本文化」(筑摩書房 , 1985年6月刊).
内容:
フランス日本学の若き第一人者による画期的な日本論。日本語の構造、心のありよう、家族・企業などの組織原理、都市空間、土地利用など、日本文化特有の有機的な空間性を多面的に検証し、統一的な視座を提出する。外部からの光により浮き彫りにされる日本的空間の全体像。 解説 隅研吾
まえがき――日本語版にあてて
1 環境に置かれた主体 空間の精神的組織化
1主体は適応可能である
音の知覚=角田理論
知覚されたものの言語化=擬声語、擬態語
主語=言語上の主体
人称=人格の表明
自然の出現
自我の他者への共感
2象徴は有効である
空間にリズムを与える「間」
共存状態の設定=「縁」
簡略化し、コード化する=真行草
慣習が実質に先んじる
比喩の実践
2 わがものとなった列島 空間の技術的組織化
1広がりは集中しうる
外へ向かって伸びる力の欠如
深い森と魑魅魍魎
耕地のふちで
水田耕作の至上命令
居住域の集中化
構築されたものと野生のもの=領土のメタファー
2空間は面的である
遠近法の拒否
街路は住民のものである
内側を包む
前、後、日常、大いなる日
「おく」に向かって進む
場所の発生と境界域性
3 国土の一体化 空間の社会的組織化
1決定的に重要なのは細胞
内界と外界
家細胞
農村共同体
町内会
家族風の仕事場
日本という大血縁集団
2隣が標準である
他者が相手となる時
公は私の中にある
隣人が良心をとりしきる
仲介体は細胞内にある
コンセンサスのレールに
モデルの骨組み
結論 日本的範列
注
訳者あとがき
文庫版解説(隅研吾)
購入日:2013年10月19日
購入店:紀伊國屋書店 梅田本店
購入理由:
町家展示について考えていたら、日本文化における空間について調べる必要があると考え、まずは定番の本書を購入。第2章部分がとても参考になった。
タイトル別名:Vivre l'espace au Japon
著者:オギュスタン・ベルク
訳者:宮原信
カバーデザイン:間村俊一
カバー写真:林朋彦
発行:筑摩書房
発行日:1994.3
形態:335p ; 15cm
注記:底本: 「空間の日本文化」(筑摩書房 , 1985年6月刊).
内容:
フランス日本学の若き第一人者による画期的な日本論。日本語の構造、心のありよう、家族・企業などの組織原理、都市空間、土地利用など、日本文化特有の有機的な空間性を多面的に検証し、統一的な視座を提出する。外部からの光により浮き彫りにされる日本的空間の全体像。 解説 隅研吾
まえがき――日本語版にあてて
1 環境に置かれた主体 空間の精神的組織化
1主体は適応可能である
音の知覚=角田理論
知覚されたものの言語化=擬声語、擬態語
主語=言語上の主体
人称=人格の表明
自然の出現
自我の他者への共感
2象徴は有効である
空間にリズムを与える「間」
共存状態の設定=「縁」
簡略化し、コード化する=真行草
慣習が実質に先んじる
比喩の実践
2 わがものとなった列島 空間の技術的組織化
1広がりは集中しうる
外へ向かって伸びる力の欠如
深い森と魑魅魍魎
耕地のふちで
水田耕作の至上命令
居住域の集中化
構築されたものと野生のもの=領土のメタファー
2空間は面的である
遠近法の拒否
街路は住民のものである
内側を包む
前、後、日常、大いなる日
「おく」に向かって進む
場所の発生と境界域性
3 国土の一体化 空間の社会的組織化
1決定的に重要なのは細胞
内界と外界
家細胞
農村共同体
町内会
家族風の仕事場
日本という大血縁集団
2隣が標準である
他者が相手となる時
公は私の中にある
隣人が良心をとりしきる
仲介体は細胞内にある
コンセンサスのレールに
モデルの骨組み
結論 日本的範列
注
訳者あとがき
文庫版解説(隅研吾)
購入日:2013年10月19日
購入店:紀伊國屋書店 梅田本店
購入理由:
町家展示について考えていたら、日本文化における空間について調べる必要があると考え、まずは定番の本書を購入。第2章部分がとても参考になった。