A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記801 『現代思想 2013年10月号 vol.41-14』

2013-10-06 23:53:50 | 書物
タイトル:現代思想 2013年10月号 特集=富士山と日本人 自然・文化・信仰
編集人:栗原一樹
表紙・扉デザイン:桂川潤
扉作品:久里洋二
発行:東京 : 青土社
発行日:2013.10
形態:238p ; 23cm
内容:
「センス・オブ・ノンセンス138」古川タク
連載●中国で読む「世界史の構造」最終回「亜周辺としての日本(下)」柄谷行人
連載●家族・性・市場 第九四回「精神医療についての本の準備・7」立岩真也

特集=富士山と日本人 自然・文化・信仰 
【エッセイ】
「富士山のカタチ」池内紀
「富士山の見る夢」田口ランディ
【討議】
「隠された〈山〉を探して」石川直樹+管啓次郎
【登る富士山】
「登山者にとっての富士山」服部文祥
【ガイド:富士山と日本人】
「富士山の文化史」上垣外憲一
「富士山の近代とディスクール」川村邦光
【富士の自然:生物・気象・火山】
「富士山──コスモポリタンの漂泊地」長沼毅
「富士山噴火と自然災害 溶岩流・火砕流、火山灰、寒冷化」田家康
「火山学から見た富士山 「長尺の目」のすすめ」鎌田浩毅
【民俗/宗教:禅・富士講】
「白隠の「富士大名行列図」」芳澤勝弘
「富士山とみろくの世 不二道の社会的活動」宮崎ふみ子 
「富士講的妄想力の近代 丸山教と問い」永岡崇 
【表象:写真・絵画・映画・文学】
「フジヤマの両義性 地理学とピクチャレスク」佐藤守弘 
「〈富士〉というトポス 横山大観の〈風景〉と国民のまなざし」柴崎信三 
「馬鹿は死ななきゃ治らない 『次郎長三国志』の富士山の表象とその遊戯性」御園生涼子 
「曖昧な肉 武田泰淳『富士』」佐藤泉 
【歴史/社会:富士の遠近法】
「登頂を紀念する 富士山の絵はがき」細馬宏通 
「不二一体というツーリズム」桂英史
「富士山と丹下健三」豊川斎赫
【哲学:自然/エコロジー】
「火の風景 庭、あるいは遷移の傍らに逸れる」山内朋樹 
「深層なき活火山 富士山と地図作成法」江川隆男 
「エコロジー的思考への転回 無機物としての富士を考えるための方法」篠原雅武

■研究手帖
「カントとサドとバートルビー」吉国浩哉

購入日:2013年9月29日
購入店:MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
購入理由:
 富士山についてはそれほど関心があったわけではないが、本特集のような切り口であれば興味が湧く。また、11月に企画協力で参加する展覧会イベントで「富士山」をモチーフとした作品を制作している田中加織さんとご一緒していることも、富士山に興味をもった理由でもある。最近本を読む時間を取れていないが、佐藤守弘氏、柴崎信三氏、細馬宏通氏、桂英史氏、山内朋樹氏、江川隆男氏の論考は読みたい。