A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記160 「メノン」

2008-01-30 22:37:50 | 書物
タイトル:メノン
著者:プラトン 藤沢令夫訳
岩波書店/岩波文庫 青601-6
発行日:2005年4月15日(初版1994年10月17日)
内容:
「徳は教えられうるか」というメノンの問いは、ソクラテスによって、その前に把握されるべき「徳とはそもそも何であるか」という問いに置きかえられ、「徳」の定義への試みがはじまる。「哲人政治家の教育」という、主著『国家』の中心テーゼであり、プラトンが生涯をかけて追求した実践的課題につながる重要な短篇。
(本書表紙カバー解説より)

購入日:2008年1月26日
購入店:古本遊戯 流浪堂(学芸大学)
購入理由:
探していた本があって立ち寄った古本屋で、思わず買う予定ではなかったプラトン『メノン』を見つけ購入してしまう。
前から読もうとは思ってはいたが、あらためて古本屋の書棚で見つけ、パラパラと文字を追っていくと思わず買って帰ろうかな、と思った。

「君は、「平面」と呼ばれるものを認めるかね?そして、別にまた「立体」と呼ばれるものを認めるかね?」(本書p.28)

「平面」や「立体」を認めるとはなんだろうか。
思わず引き込まれる問いが発せられていて、引っかかってしまったのだ。
こういう風に言葉が引っかかると、気になってしょうがない。いつ読めるかわからないが、まずはこの「言葉」を置いておくことにしよう。