佐渡の翼

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佐渡の翼グループ夏旅行(草津温泉編)  投稿者:佐渡の翼

2013年07月26日 04時36分58秒 | 国内旅行記

8月14日は、「金具屋」を後にして、まず、世界で唯一の、温泉に入る猿で有名な、地獄谷野猿公園に向かった。その途中、自噴泉を間近に見ることができるポイントがあったので写真に納めた。地獄谷には、昔から数多くの野猿が群れ集まっていたが、餌付けに成功してからは、温泉にまで好んで入浴するようになった。猿の入浴写真が、米国の雑誌「life」の表紙を飾ったころから、外国人観光客の姿が増えたとのことだ。

猿は、人からじーっと見つめられると、敵意を感じて攻撃する習性がある。カメラのレンズを向けるのも、目で見つめるのと同じ効果があるため、入浴する猿を真正面から捕らえるシャッターチャンスを得るのは、非常に難しい。そんな中、ようやく撮影に成功したのが、この写真である(画像1)。なお、猿の入浴の様子は、固定カメラを通して、インターネットで中継されていた。猿の世界では、人間社会と同じように、激しい権力闘争の後に、最も強いものがボス猿の座につく。休憩所には、歴代のボス猿の肖像写真が掲げられていた。あいにく、この日のボス猿は、岩場にしがみついたままで、我々にはずっと背を向けていた。

野猿公園を後に、志賀草津高原道路を戻り、草津温泉郷に到着した。草津と言えば、有史以前から、こんこんと湧き出していた自噴湧出量日本一を誇るこの湯畑が有名だ。湯滝の灯篭や徳川将軍お汲み上げの湯枠、強酸性に耐える緑のコケ(イデユコゴメ)、そして夜のライトアップが見所だ。湯畑とは、文字通り、自然に高温の湯が湧き、熱湯の川が流れている。その湯畑を囲んで、旅館や土産品店が密集している。本日のお宿は、西上州の養蚕農家に特有な建築様式である、せがいだし梁づくりの「大阪屋」である。草津なのに、何故大阪屋なのか?この屋号の由来を述べねばなるまい。大阪屋の創業者である中沢市郎左衛門が、江戸の豪商大阪屋孫八のもとで修行をした後、草津に戻り、大阪屋を名乗ったとのことだ。看板の大阪屋の文字は、俳人の河東碧梧桐の揮毫によるものだという。お部屋は明るく、綺麗で広々としていた。草津の湯は強酸性のため、さすがに強烈で、顔でも洗おうものなら、目にしみて痛いくらいだった。筆者の皮膚疾患も一発で治ってしまった。大阪屋は、お料理がおいしいという前評判だったが、期待を裏切ることはなかった。

湯の花の素をお土産に買い求めた後、帰途についた。帰りの高速道路の車中で、グループが選ぶミニ温泉旅館大賞の選考を行った。接客態度、お部屋の静寂度、雰囲気、館内設備、温泉、お料理、宿泊料金の各項目についてratingをし、その結果、栄えあるミニ温泉旅館大賞に輝いたのは、「金具屋」さんであった。金具屋さん、これからも低料金で頑張って下さい。軽い荷物を持ってすたこら歩いた仲居のおばさんのことは気にしませんから。

猿の入浴風景をネットで中継中

湯畑を撮影中のおじさん

もうもうたる湯煙!

湯量の豊富さは圧巻の一言

大阪屋旅館。以上の風景写真は、全てソニーのデジタルスチールカメラで撮影したものです。

イタリアン惣菜「ガリバルデイ」の茄子とズッキーニのスカベッチェ。



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