佐渡の翼

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ビストロ「兎於亀馳」(うおきち)(佐渡両津)    投稿者:佐渡の翼

2011年02月28日 06時48分52秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

筆者は、「きらら」さんを出た後、本日の宿泊先であるホテル「吉田屋」さんの丁度真向かいにある、カフェ&ビストロ「兎於亀馳」(うおきち)さんを訪ねてみた。このお店は夜だけの営業で日曜が定休日、営業開始は午後7時からだ。ビストロというネーミングから察するに手っ取り早くフランス料理が食べられるお店なのかなと訝りながらお店に入ってみた。店内には5席ほどのカウンター席と5~6人の集団が食事できるくらいの三角と四角のテーブル席があったように記憶している。椅子の色はいずれも白で統一されている。店内のインテリアはモノトーンな感じであるが、肝心のフレンチのメニューなどはどこにも置かれてはいなかった。まあいい、食事をするために立ち寄ったわけではないのでと思いつつ、筆者は席に座るなり、ウイスキーの水割りを注文した。カウンターの内側には経営者のおばあさんがいた。そしてカウンター席には70代のおばあさんが焼酎の水割りを煽り、60代のおばさんが水だけを飲んでいた。先客は彼女ら二人だけ。両津で店を回れば回るほどママさんや客の年齢がどんどん高齢化していく。小船、きららとおばさん攻勢が続きいい加減うんざりしたところで、最後はばあさんかい。前夜のスナック「愛」でのピチピチギャルのお色気攻勢がかなり刺激的だったので、その落差がかなり激しかった。ピスタチオをつまみに水割りを一気に飲み干すや否や、筆者はお勘定をお願いした。ウイスキー1杯のお代は千円丁度。

 

筆者がバッグから、村上隆と言うイラストレーターとのコラボでルイヴイトン社が3年前に限定販売したパンダ柄のお財布を取り出すと、女将と思われるおばあさんがこれをめざとく見つけ、「まあ~可愛い、このパンダマーク、シールを貼ったんですかあ~?」と尋ねてきた。「いえ、シールじゃなくってえ~、最初っからこういう柄なんですよ」と筆者は頭(かぶり)を振り、財布のパンダ柄を見せながら答えた。そして使い込んだ私物のルイヴイトンのコイン入れを取り出して見せてくれた、客の焼酎煽りおばあさんに向かい、筆者は「ほら触ってご覧よ、シールを貼ったわけではない事が分かるでしょ」と言うと、ルイヴイトン焼酎おばあさんは「ほんとねえ~、変わってるう~、私こんなの初めて見ました」と感嘆の声を上げて年甲斐もなくはしゃいだように思えた。「幾つになっても遊び心を失わず、少年少女のような気持ちを持つ事が若さを保つ秘訣さ」と筆者は心の中で叫びながら、客層が高齢者中心らしきこのお店を後にした。  



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