僕は、「海府の宿」を出た後、北鵜島の集落の中を歩いてみた。真更川、北鵜島、願の3集落の菩提寺であるお寺が集落の中央部に建っていた。「海府の宿」の女将さんの話では、寺にはもう住職は住んでおらず、この寺は廃寺とはいかないまでも、休眠寺のような状態になっているのだそうだ。建立からかなりの年月が経過しているので、何箇所かに補修や修理が必要だが、集落を出ていった若い衆は、老い先の短い限界集落に見切りをつけ、何の見返りもないそのような行為を手伝おうとはしない。畢竟、寺は荒れるに任せ、朽ち果てていくだけだ。北鵜島の集落の老人達が死に絶えていくのと運命を共にするかのように、この集落も自然に崩壊、そして消滅という道を辿るのだろうか?その昔、この地に移り住んできた人々は、厳しい自然と共生し、たくましく生きぬく術を身に付けてきた。その伝統を絶やしてはならないだろう。この北鵜島には重要無形文化財に指定されている「北村家ゆかりの車田のお田植え神事」と船隠し岩の名跡が残っている。
僕は、「海府の宿」を出た後、北鵜島の集落の中を歩いてみた。真更川、北鵜島、願の3集落の菩提寺であるお寺が集落の中央部に建っていた。「海府の宿」の女将さんの話では、寺にはもう住職は住んでおらず、この寺は廃寺とはいかないまでも、休眠寺のような状態になっているのだそうだ。建立からかなりの年月が経過しているので、何箇所かに補修や修理が必要だが、集落を出ていった若い衆は、老い先の短い限界集落に見切りをつけ、何の見返りもないそのような行為を手伝おうとはしない。畢竟、寺は荒れるに任せ、朽ち果てていくだけだ。北鵜島の集落の老人達が死に絶えていくのと運命を共にするかのように、この集落も自然に崩壊、そして消滅という道を辿るのだろうか?その昔、この地に移り住んできた人々は、厳しい自然と共生し、たくましく生きぬく術を身に付けてきた。その伝統を絶やしてはならないだろう。この北鵜島には重要無形文化財に指定されている「北村家ゆかりの車田のお田植え神事」と船隠し岩の名跡が残っている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます