佐渡の翼

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定福寺(佐渡市橘)     投稿者:とある旅人

2010年11月21日 02時50分24秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

8月のとある日、私はこのお寺を訪ねてみた。七浦海岸沿いの道路を走り、ホテル「みさき」へと向かう小道に入る。ホテルの駐車場に車を停めると、右手に集落の方向へと降りていく道路がある。ここを下れば定福寺に到ると地元のおじさんが教えてくれたので、そのとおりに進んでみた。やがて左手に寺の本堂の黒い屋根が見えた。私は左手に周りこむようにして山門に到達した。この寺の眼の前は長手岬の海岸だ。通常、お寺というものは平地か山の上、あるいは深山幽谷の地に建立されるものだが、このお寺は海岸に面して建てられていた。海が寺の庭園代わりというのも何とも贅沢な話である。寺名は「泡海山」、この寺にぴったりの名前だ。

1802年8月31日に測量のために来島した伊能忠敬が同日宿泊した寺だそうである。また寺承記によれば、寺の建立の際、材木が足りずに困っていたら、材木を積んだ難破船が寺の前の海岸線に漂着したため、天佑とばかりにこれを利用して寺を建てたという実に都合のよい言い伝えがある。本堂脇にある右手の小道を歩いて行くと観音堂のようなものがあった。そこには随分立派な観音像が建っていた。




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