佐渡の翼

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見立集落     投稿者:とある旅人

2010年07月26日 06時33分28秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

内海府の海岸沿いを鷲崎から両津方面に向けて走ると、白い砂浜が印象的な千鳥岩が左手に見えてくる。この岩を過ぎたあたりの左手に「見立集落」に到る下り坂が見える。何故見立と言うのだろうか?その昔、源の頼朝の御家人三浦一族が1257年佐渡へ流れた折、この地を良い場所と「見立てて」村を作ったという説と、留守を示す農具の「とうみを立てた」ことからついた地名という説とがある。村の古老がひなたぼっこをしていたある秋の日にこの集落を訪ねてみた。村の古老は集落の地名の由来については知らないと言った。この見立集落には空き家が何軒かあるのが目立ち、村の過疎化は急速に進んでいるようだった。古老は、千鳥岩の麓を指差しながら、「昔はあの岩の根元まで白浜だったのだが、今では海岸の浸食が進み、白浜は無くなってしまった」と言った。古老は更に「両津湾の水かさが増えたんだよ」とも言った。私が「地球の温暖化のせいでしょうか?」と言うと、「そうかもしれんなあ~」と相槌を打った。この見立集落は端から端まで歩いても、ものの5分もかからないほどの小さな集落だ。ご先祖が武士だったのを思わせるようなお家があったような気がした。




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