佐渡の翼

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片野尾歌舞伎定期公演(お芝居編)   投稿者:とある旅人

2010年07月17日 06時00分44秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

議員さん達のご高説ご披露が終了した後はいよいよ演目の始まりである。まずは、片野尾の婦人部による景気付けの舞踏が披露された。次いで歌舞伎の「一谷嫩軍記述(いちのたにふたばぐんき)、須磨浦の場」が上演された。男役3名と女役1名の4名であるが、歌舞伎の世界では男が女形を演ずる習慣から、配役は全員男性であろう。皆さんなかなかの役者ぶりで、練習の成果を存分に発揮してくれていた。

内容は、須磨浦での源平合戦である。平敦盛の許婚(いいなずけ)である、平時忠の娘の玉織姫に源氏方の武将が言い寄る場面から始まる。玉織姫はその武将の口説きを拒否する。一方、源氏方の熊谷次郎直実と平敦盛は太刀打ち合戦から組打ち勝負となり、直実が敦盛を組み伏した。直実はこの若武者を見逃しても合戦の大勢には影響すまいと思ったが、玉織姫を口説こうとした武将から「平家方の大将を組み敷きながら助けるとは不届き千万」とののしられたため、涙ながらに敦盛の首を刎ねた。玉織姫は刎ねられた首を抱いたまま息絶える。それらを見た熊谷直実は「ものの哀れ」を感じつつその場を立ち去るというあらすじである。文章を読んだだけではなかなか実感が沸かないかもしれないが、デジブックを見ながらならばストーリーの展開がよく理解できよう。

私は途中で退席したが、佐渡テレビやBSNなどの報道メデイアが多数訪れており、4年ぶりの歌舞伎公演に対する関心の高さを窺わせていた。


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