欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

あの白い羽根は

2006-10-14 | poem
今、あなたの心は暗がり包まれていて、右をむいても左をむいても足もとしか見られない閉鎖的な心。
どこか息苦しくて、暗がりの中でひとり悲痛な声を無言のうちにあげている。
なにを見ても冷たい石だたみにしか見えず。
なにを聞いても町の乾いた雑音にしか聞こえない。
焼きこげた鉄のような臭い。
あなたは、あなたの心は、その場所から動くこともできず、自分の中にあるなにかを必死に守ろうとその身を縮めている。

しかし、上を見上げなさい。勇気を出して。
ふるえる身体をさえぎってでも、顔をあげなさい。
あなたには見えるはず。
天井高く、天窓からさし込んでくる淡い光が。
その光をずっと見つめなさい。
ようく目をこらし、あの淡い光を見つめ続けなさい。

あの光。
暗い建物の上にあるあの淡い光。
あなたはその光をずっと見つめているべきです。
本来のあなたを、あなたの心をその手で抱きしめるまでは。
天井高いところに差し込む光を見ているうちに、あなたの心にも変化があらわれてくるはず。
そして、光の中にあるものをよく感じてみることです。
あの光の中から舞い降りてくる、白い羽根の存在を。

あの白い羽根はあなたの夢であり、あなたの希望であり、あなたの未来です。
ゆっくりと舞い降りてくるあの白い羽根は、あなたの身体や心へと降り注がれていきます。
それは今までも降り注がれていたのです。
しかし、あなたがそれに気づいていなかっただけのこと。

ようく目をこらして見つめてみなさい。
天上高くさし込んでいるあの淡い光を。そして、そこから舞い降りてくる、たくさんの白い羽根の存在を。
真の純粋さを見つめなさい。
そして、その羽根一枚一枚の意味を知ることです。
なぜなら、その羽根はあなたの夢であり、あなたの喜びであり、あなたの未来なのですから。
そんな一つ一つの白い羽根を、あなたはしっかりと心に受けとる必要があります。
あなたに起こる新しい変化に気を向けてみることです。
その変化はこれからのあなたにとって大切な糧となるのですから。

さぁ、顔をあげなさい。白い羽根を見つめていなさい。
その一枚一枚の白い羽根はあなたが本来持っていたもの。
あなたが生きていて、ただ見失っていただけのあなたの希望の羽根なのですから。


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2 Comments

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うるうる。。 (みち)
2006-10-14 20:12:04
わかんないけど、

今すごい泣きそうです。

それだけ心に響いてきました。



ああ、そうだったんだ、

って言う気持ちが溢れて、

止まらないです。

素敵な詩をありがとうございます。
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この詩は (makoto)
2006-10-15 14:20:36
やっと自分でも書きたいものが書けた気がします。

こんなfeelingの詩をたくさん作りたいのですが、なかなか難しいものです。

まぁ、これからもがんばりますね。
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