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一番星のささやき

2011-12-18 | poem
ひとり、夜の道をドライブしていた時のことです。
山のむこうに光り輝く一番星が見えたのです。
最初はなにも感じなかったのですが、その星がわたしになにかを語りかけているように思えたのです。
わたしの胸に響いてきたもの。
"彼方からのこの思いを感じて。
あなたの中にはずっと封じ込められている思いがあります。
それは以前からあなたの中にある宝物。
光り輝く星のようなヒカリであるから・・。"
星はさらに言います。
"暗がりがあなたの胸に留まっているかぎり、純粋なヒカリが日の目を見ることはありません。
それを解き放つのは、あなた自身です。あなたの希望であるのです。"
わたしは車を止めて、不思議な響きに耳を傾けていました。
すると、しだいに鼓動が力強く高鳴ってきているのです。
響きはさらにこう伝えてくるのです。
"思い出しましょう。いにしえには携えていたものを・・。
今は無力を感じ暗がりを進むあなたの心。しかし、やがてヒカリが輝きを帯びてしあわせを手にできる・・・。
なによりも笑顔とともに美しさを愛していたあなたですから・・。"
ひときわ輝く一番星からの響きをわたしはただ見上げているばかりでした。
胸に手を当てうなずくと、目の前の大きな空にひときわ強い輝きが横切ったのです。
一番星はさらに、
"空を流れ、進みいくヒカリの者たち・・。
どうか自らのヒカリとともに歩まれることを望みます。
あなたもやがて思い出し、ふたたび手にしていく過程の中で、ヒカリの本質がわかるようになるでしょう。"

これはとても不思議な出来事でした。
それからのわたしの心に確かに一筋のヒカリがさし込んでいるように思えるのです。
そして、どんな日常の中でもそのヒカリの行く方へとわたしは舵を切るようにしている。
そう、不思議に明るく変わる世界をそれからはひしひしと感じている日々なのです。


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