欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

わたしのいる場所

2008-10-13 | poem
星のめぐりにいらだちをおぼえて。受け入れる口を持たないとなにもはじまらないという。
影のなかでじっとたたずんでいても、そのまま身体にも暗がりがおよぶから。
ヒカリが欲しいと、立って求めていいのですか?
来ないかもしれない帆船をただ待っている、そんなわたしでいいのですか?

悲しいという顔もできずに、冷たい表情で時をやり過ごしている。
ガラスに映った顔は別人のようにかわいたあやつり人形。
どう立ち回る? そればかり考えていて、本当の踊りを忘れた悲しい人形。
それでいいの?といつも胸の中に繰り返す。
どうすることもできない劇中のヒロイン。いいえ、片隅の平凡な脇役人形。

あなたは何者? 羽根をつけた紳士が問いかけている。
どうした? 君らしくないと眉をひそめる。
そんな言葉をもらってただうなずくだけのわたしに喪失の札を渡す。
これは隅にいる君への烙印ではない。
胸のヒカリを育もうとしない君の気持ちへのしるし。

星のめぐりに翻弄されて。自分を見失ったまま追いやられていくのか。
大空のうねりに責任をなすりつけて、かわいた笑いで自分をごまかすのか。
輝いた自分の姿を幻の影にとどめてしまう。自らの胸にナイフを突き立てて。
わたしはわたしの輝きを失わないと誓う時はきた。
決意の光は星のめぐりを変えていくから。

もう暗がりおびえる人形を手放して。ライトにあたるダイヤのように。
輝きを手に入れたわたしの顔に。本来の輝く姿へと自らを導く時。
抱いて落ち着いている影の心とさようなら。
輝くわたしは本当の場所に立つ。勇気をもって。そこはヒカリに満ちあふれた場所だから。


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