舞阪の岐佐神社(ハマグリとアカガイの二女神を祀る)の祭礼の模型。
外に出ますと、鰻プールがあります。
鰻プールこそウォットのメイン。
ここは水産試験場でありまして、浜名湖分場の役割とはずばり鰻なのです。
ここも「シラスウナギの量産化」を使命にしていると聞いたことがあります。実現するといいですね。
鰻プールを上から眺めると、こうなります。
「露地池」と呼ばれるものが12個並んでいるのですけど、お客さんが覗けるのは2つだけ。上の歩けそうになっている通路には立ち入れず、あくまで横の小さな小窓から「研究施設を少しだけ覗いている体」であります。
われわれが覗けない他の10つのプールにはあんなものやこんなものが飼われていて、あんなことやこんなことが極秘裏に実験されているに違いないね。(カラのように見えるプールもありますけど)
であるからして、ここで見られる鰻も何かの実験対象であるはずなんですけど、ここで何が行われているか、そしてここ数年ずっと(※私が来たときという限定ですけど)水位が低く保たれて鰻がよく見えなくされている理由が、よくわからない。
水位が低いんだけど、よく見たらオオウナギがちゃんといましたよ!
よく分かんない?
ううん、肉眼だともうちょっとよく見えるんですけどねえ。もっと見やすくしてほしいですねえ。
うなぎ“にも”ってことは他にもうなぎパイの形をしたウロコを持った生物がいるってことですねえ?
その隣の錦鯉プール。
ここも浅い。ここでは錦鯉で何の実験をしているんだろう?
外の庭で一番広い面積を使っているのが「タッチプール」。
名前の通り、砂地の生き物と触れ合えるコーナーなのですが、ここが本当は一番学習的に重要な区画なのですね。
ここにいる魚はメジナ、コショウダイ、シマイサキ、クサフグ、ヘダイ、ムラサキウニ、サンショウウニ、と書いてありますけど、上から見る形でどの魚も素早いのでほとんど見分けが付きません。そして、あるときと無いときがあるのが、これ。
「この水槽にはボラの稚魚(ボラの子供)がいます。そっと観察してください」と書いてあります。よく水辺に小さい魚にが群れていて、小さい子供が「メダカ?」と言ってる場面をよく見ますけど、あれが主にボラだと知るだけで大きな勉強になると思うのです。ボラはいっぱいいるし、ボラは美味しい(のもいる)。
牡蛎棚や角立網を小さな模型で再現しているコーナーもあります。