中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

名古屋で研修

2014-10-23 22:07:29 | 活動
今日は名古屋へ。
「地方議員のための福祉行財政の現状・諸問題と自治体の責務」の講座を受講してきました。



講師は日本福祉大学の石川教授です。
10時から16時までの講義形式でした。

石川先生はもともと自治体職員ということで、現場経験に基づいて制度の問題点を指摘され、非常に勉強に
なりました。

国の方針は医療費を削るためにも在宅医療へシフトして行っているわけですが、ではその在宅を実際に形作る
のは地方自治体なわけです。
制度や最低ラインは示されているものの、財源が渡されているわけではありません。

子ども子育てもそうですが、利用者に応能負担・自治体に責務をおろしてくる割に、そこに必要な財源は未定。
これでは地方は疲弊していきます。(実際にしています)

誰しもが苦しく、それなりの税金を使っているのに満足度はない。
また自治体は財源を渡されず厳しくなる。

制度の綻びが顕在化しています。
負担論も当然にある話ですが、制度の根本的な矛盾や綻びを見直さねば結局のところ破綻する、とのことでした。

詳しくは、また報告書を書きますし、ここにもアップいたします。

しかし、あと2時間は欲しい講座でしたね。
先生は素晴らしかったのですが、如何せんボリュームがすごい。
テキストは140pを超えるものでしたし、これだけでも価値があるかもしれません。
復習しよう。

場所は栄でしたので、帰りにテレビ塔をパチリ。



なお、今回は政務活動費を使わせていただきました。
講座費18000円(+税)+交通費+日当(規定により3000円)で、39000円ほどでした。
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27年度予算に対する重要政策提言

2014-10-22 22:53:58 | 活動
今日は重要政策提言の日。

来年度予算に対しての政策を市長に手渡し、約1時間半ほど様々な話をさせて頂きました。



政策提言は
1.加古川市の体質を変える
2.魅力ある“かこがわ”のために
3.未来のための新しい“かこがわ”を創る

という3つの柱に、それぞれ政策が振り分けられている形です。

実際のところ、来年度の予算に反映するための細かい事業をあげるというよりは、政策の方向性を示したものが
多くなっています。
「~にお金を付けてくれ」とか「~の道路を作ってくれ」というのは少ないですね。
むしろ、道路や補助金、契約事業についても見直すべしというものも多くあります。

とはいえ、お金がないからドンドン削ろうではなくて、時代にあわないものや役割を終えたもの、効果の薄いもの、
また他に投げた方がよいものなど、もっと考えましょうというスタンスです。


政策提言は冊子にしておりますので、ご希望される方にはお渡し致します。

また、この政策提言冊子をベースに会派として住民の皆さんとの懇談会を計画中です。
これについては、また詳細が決定し次第お知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。


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はやく決めて欲しいなぁ

2014-10-21 23:44:08 | 活動
今日は福祉環境常任委員会の開催日。
一日一委員会となったので全て傍聴できて良いですね。

今日の大きなテーマは、ごみ処理広域化の施設建設と負担割合について。

施設については、入札段階では280億ということです。
実際にはそれよりも安くなると思いますが、昨今は建築関係の費用が高騰していますし、どの程度になるか
気になるところです。

負担については、稼働までは建築費の一定割合を按分したものと人口割りでの合算になります。
稼働後は運営コストに対して、総ごみ量の約62%が加古川の負担になります。
ただ、これは現在の計画上のことで、毎年負担割合についてはごみ量によって変えていくということです。
なので、例えば稲美町がごみの減量化をすると、相対的に加古川市の負担額は増えることになります。

まあ、負担だけでなく環境や施設の規模としても、ごみの減量化はしていかねばなりません。


その後、全員協議会で子ども子育て新制度の説明会。

これは複雑なので、また改めて書きたいと思いますが、まだまだ未定な部分があるのです。
国の方で決まっていないためです。

財源問題について質問もしましたが、現状では加古川市の持ち出しが増えるか減るかもわからない状態。

国でも概算要求レベルで何も計上されていないようですし、早く決めて欲しいものです。
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ダブル辞任へ

2014-10-20 23:11:39 | 活動
今日は加古川駅でのビラ配りからスタートです。
いつもよりも多めに受け取っていただきましたので、気持ちの良い一週間の始まりとなりました。

さて、午前中は建設経済常任委員会の傍聴です。

多くの話がでたのは「上荘くるりん号」について。
このたびの補正予算で社会実験の延長予算を承認したのですが、八幡にマルアイが出来た効果も含めて報告が
ありました。
結果としては、マルアイ完成後に乗車人数は大幅に伸びたということです。
上荘については、このまま伸びてもらいたいところです。

また、委員からは他地域での実験の見通しについても出ました。

例えば、八幡や山手などでも「マルアイに行きたくても行けない」という方はいらっしゃると思いますし、
今後の社会情勢を考えても検討の価値はあります。

交通事業社との兼ね合いは出てくると思いますが、やり方も含めて考えていくべきです。

また、上下水道の組織統合についても、今後の対応と会計の変化について報告がありました。

会計については、水道が企業会計ですが、下水道会計もそれにあわせていき、下水道特別会計は同時に廃止と
なります。

企業会計の方が資産や経営の状況が分かりやすいという利点があります。
私としても企業会計の方が馴染みがありますし、職員さんにとっては手間があるかもしれませんが、スムーズに
移行してもらいたいですね。


さて、ニュースは小渕・松島両大臣の辞任で持ち切りです。
小渕さんについては致し方なしという感じですが、松島さんは同時にとは思わず少しビックリ。
安倍さんとしては、早めに決着をつけるたかったでしょうし、松島さんにも一言言ったのでしょうね。

まあしかし、小渕さんの問題はかなり深刻です。
明治座のお芝居の件では、
①相応の料金を貰っていて過少に記載→虚偽記載で政治資金規正法違反。その差額はドコに?
②そもそも料金が安い→有権者への寄付行為で公職選挙法違反

ということで、どちらでも厳しい。
政治資金規正法では直近で小沢さんの問題がありましたが、石川氏の有罪が確定しています。
同様の流れになると、小渕さんは助かるかもしれませんが、秘書か誰かが詰め腹を切ることになるかも。。

とはいえ、小沢さんの場合はご本人及び西松建設へのカネの流れとその周辺を一網打尽にしたいという思いが
検察にあったわけですが、今回はどうするか。
(結局のところ証拠がなかった)

公職選挙法については、明治座の件だけでなく有権者にワインを配っていたなどの話も出てきていますし、更に
深刻だと思います。

地元である団体が刑事告発をしたということですが、これも検察がどこまで動くかですね。
額も大きいですし、場合によっては一気に上までいってしまうのか。

どちらにせよ、小渕さんがどこまで知っていて、事実はどうなのか。しっかりと説明してもらいたいものです。

しかし、仮に②だとすると、非常に古いことをしているなぁという印象です。
以前に「代議士の誕生」の話をしましたが、そこで同じことが書かれています。
60年代くらいに、票田としての後援会を維持・拡大するための後援会旅行(格安でほぼ料金は候補者もち)が
行われ広がっていきましたが、全く同じ。

お父さんも中選挙区時代から選挙には苦労されていましたし、その名残かもしれませんね。。

とにかくキッチリと説明責任を果たしてもらいたいと思います。
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怖さを実感する

2014-10-19 22:41:45 | 活動
今日は「ひょうご消防のつどい2014」に参加してきました。
おそらく各市での持ち回りになっていて、今年が加古川市の開催年だったと思います。

ということで、開催市を代表しての岡田市長の挨拶から。



それから基調講演へ。
名古屋大学減災連携研究センター長で教授でもある福和伸夫先生からの講演です。



福和先生は減災の分野で非常に著名な先生ですし、楽しみにしていました。
(結構テレビにも出られている印象です)

ポイントとしては、災害は止められないが被害を抑えることはでき、そのためにもすべきことを今やらねばと
いうことでした。

もともと戦前の集落は安全な地に作られてきました。
それは、地震・災害大国日本において、積み重ねられた経験によって出来たものです。
しかし、戦後に都市への人口流入・集中が起こり、あまり良くない地盤・地域に多くの建物が作られました。

それぞれの建築物は当然ながら建築基準法に適合しているわけですが、地盤や高さによって揺れ方が全く違うため、
被害もまた違うということです。
また、現在の建築士はその視点がないそうです。

特に南海・東南海地震が確実におこると言われている中で、東京や大阪には柔らかい地盤の上に重要な機能が集中
しており、危険極まりないということでした。

東京ですと、省庁が集まる地域である赤坂周辺、虎の門、溜池山王あたりは昔はため池なので地盤は弱いそうです。
また、スカイツリーの立地も悪いそうで、観光地としてだけでなく災害時の機能を考えても良い場所ではないとのこと。

そんな話を聞くと、やはり東京一極集中は危険ですね。
一つの地震で首都機能が壊滅してしまいます。
各都市に機能分散とバックアップ機能を持たせなければなりません。

先生も東京一極集中の危険性について言及されています。
国土強靭化政策にも、そのことが書かれていることを紹介されました。

実際、国土強靭化は首都機能の分散も考えに入れていまして、この点も重要であり、もっと知られなければならないと
思います。

よくわからない公共事業を復活させているところもあって、そういうものは止めて欲しいですが、必要な工事はやらねば
なりません。
お金はかかるかもしれませんが、一つの地震で国が終わってしまうことを考えれば必要な投資です。

今回の講演を聞き、やはり危機を実感できていないなということと、それを啓発し伝えねば大変なことになるということを
再認識しました。

被害を抑えるために、出来ることを各家庭でもやっていきましょう。
まずは家具の固定と備蓄から。

その後は、播磨町の女性分団による啓発劇。



普段は子供に向けてやっているものだと思いますが、わかりやすく、また面白いものでした。
こうした形で子供たちにしっかりと教えていくのも必要ですね。

何せ、天災は天災ですが、被害を大きくしてしまうのは人災の部分も多くあり、そこを次の世代の為にもキッチリと
リスクを軽減させる活動を続けることが大切。

外のパネル展示では、20年前の阪神淡路大震災の写真も。



これもしっかりと伝えていかねばなりません。

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