中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

参議院選後の行方は・・・?

2013-06-28 23:58:51 | 活動
今日は東播懇話会。
テーマは「参議院選の展望と日本政治の行方」、講師は伊藤惇夫さんです。

冒頭に、安倍政権の高支持率の理由を述べられました。

それは「マスコミが優しいから」とのことです。

実はマスコミにとって民主党は情報が取りにくいらしく、その点で快く思っておらず
叩く傾向にあったそうです。
ただ、自民党は長年の付き合いで情報をもらえるので、マスコミはホッとしている
ようで、また自民党内に知人も多く優しくなるそうです。

ただ、権力の暴走を止めるためにマスコミが政権に迎合することは危険であり、いまの
状況は危ないようです。

マスコミ人ならではの視点で、面白く感じました。

好調な安倍政権ですが、国民の安全志向・期待感を作る能力、民主との比較の点で
好調さを維持しているとのことでした。

とはいえ、期待感は良いが実態はほとんど動いていないこと、民主との相対評価でなく
絶対評価になったときに岐路が来るとのことでした。

実際問題、設備投資や貸し出しは増えておらず、動いているのは株と円だけなので、
今後の政策次第ですね。
いまの成長戦略では足りないということで、個人消費を上げるための方策が必要だとの
ことでした。

問題は、現状は参議院選を重視して、国民に痛みを強いる部分を全く伝えていないため、
消費税やTPPなどが切羽つまったときに変化がある可能性があることです。

また、タカ派的な安倍さんの政策を今は抑えられているが、緩んだ時にあぶないとの
ことです。

実際、タカ派な安倍さんを嫌がる自民党議員は多いらしく、石破さんをはじめとした
穏健保守との対立が表面化する可能性があるようです。

とはいえ、総じて野党が弱すぎるため、自民有利は変わりません。

日本としては、参議院選後において、憲法改正などよりも、20~30年後のヴィジョンを
決めることが大切だとのことでした。

つまり、あのころの強い日本を取り戻す、というのは過去の栄光を追いかけるようだが、
実際は人口構成などの問題で大国となるのは厳しい。
ただ、国際的に影響力を維持するため、新しいヴィジョンを示さねばならないということです。

ここは全面的に賛成です。

国際社会において、日本はどうしていくかを示さねば、結局日本は漂流していまいます。
そこを示すのが政治の役割だと感じます。


そんな話を聞いた夕方、神戸にて辻参議院議員の国政報告会に参加しました。




暴走する可能性のあるものを、どうチェックするか、野党にはその役割が求められます。
しっかりと政策議論をしながら、選択をしてもらいたいですね。

伊藤さんもおっしゃっていましたが、何せ選挙には行ってください!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 神戸は外れました | トップ | 暑い暑い »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

活動」カテゴリの最新記事