中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

誰もがゲートキーパーに

2019-07-17 21:56:59 | 活動
今日は議会内で研修。
議員のOBの方々の会議に合わせて現役議員にも声掛けをいただいたもので、テーマは自殺対策・ゲートキーパーについて。

自殺者については、1998年ごろに3万人を超えピークを迎えており、年に8,000人ほど増加をする状況でした。
バブル後の不況による影響です。
現在は減少しているとはいえ、約2万人となっています。
自殺死亡率という10万人あたりの自殺者から出されるものでは、G7で最低となっています。

以前は「個人の問題」とされてきましたが、2006年に自殺対策基本法、2016年には同法が改正され、市町村でも
計画策定義務が付されています。

当然、加古川市でも対策計画があり、その中でゲートキーパーの育成を掲げています。

計画の概要版はコチラで。

ゲートキーパーとは、「悩んでいる人に気付き、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のこと」です。
ですので、専門家もいますが、一般の方々もそれぞれが身近なゲートキーパーです。



自殺の要因として精神疾患が挙げられます。
うつ病やアルコール依存症などですね。

そうした精神疾患に至るまでには複数の要因があり、そこでのサポートが欠如していたために精神疾患となり、最終的に自殺に繋がってしまいます。

そのサポートのために、サインや変化を見逃さず、見守るゲートキーパーの存在が必要なわけですね。
見守る目は多い方が良いということです。

人材も各地様々に工夫をしており、地域にあわせた形になってきています。
町内会の役員さん、理美容業界、スナックのママさんがなっているまちもあるそうです。

とはいえ、そうした人がいて、話をした際に「死にたい」と言われたら、どうしたら良いのでしょう?
言われたのは、

⓵まず、その告白に感謝する
⓶「自殺はいけない」など頭ごなしに否定をしてはいけない
⓷とにかく、話を「聴く」
⓸質問する

ということが大切だということです。

その言葉の裏には「生きたい」という思いがあるのです。


年間で2万人もの方が自殺をすることが良い社会であるわけがありません。
それぞれがゲートキーパーとなり、身近な方の変化に気付けるようにしていきましょう。


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