2018/07/07 UPLAN【夕方の部】戦争を始めた日国会前市民集会
【7.7国会前集会実行委員会】 第１部ゲストスピーチ ゲストスピーカー ・澤地久枝（さわち・ひさえ）さん（予定）（ノンフィクション作家） 4～14歳まで過ごした満州での体験を書き記した『14歳（フォーティーン）』など、戦争と植民地主義を問う作品を発表し続けています。 また、毎月3日には国会正門前にて「安倍政治を許さない」スタンディングアクションを呼びかけておられます。 ・北宏一朗（きた・こういちろう）さん（民間研究者） 陸軍・海軍の各毒ガス工場だけではなく、多くの民間企業も毒ガス製造に携っていたことを企業の社史等から調べ上げ、その加害責任を明らかにしています。 ・遠藤美幸（えんどう・みゆき）さん（大学非常勤講師） 中国・雲南省に侵攻し壊滅した陸軍の一部隊の生存者からの聴き取りを10年以上続け、『「戦場体験」を受け継ぐということ』（高文研）にまとめられました。 ・海野憤治（うんの・しんじ）さん（元小学校教員） 日本軍の毒ガス兵器で多くの人が殺害された中国河北省を訪れ、被害に遭った人々の言葉を伝えています。 第２部オープンマイク形式の対話集会（参加者の発言で進める集会です。） Ｑ；7月7日とはどういう日ですか？ Ａ；北京近郊で慮溝橋事件が起きた日です（1937年）。 周到に計画された「中国への侵略」の開始日でした。 ・この日に始まった中国侵略は1945年8月の終戦まで8年間の長期に及び、莫大な被害を中国の人々に与えました。 そして、「偶発的に始まった」と教えられることの多い日中戦争ですが、実は陸軍・海軍それぞれが周到に中国全面侵略を準備しており、しかし当時の国民には伏せられていたことが、現代史の研究者によって明らかになっています。 Ｑ；なぜ、戦争を始めた日に集会を設定するのですか？ Ａ；「同じ過ちを繰り返さない」ことを、アジア太平洋地域の人々に誓う必要があるからです。 ・ドイツでは、ナチスドイツによる加害行為が始まった日に、反戦・平和集会が開かれます。 そして、被害を受けた人々やその遺族に、同じ過ちを繰り返さないことを誓います。 日本の反戦・平和運動にも、「ノーモア・ヒロシマ/ナガサキ」と同じように「ノーモア7.7」「ノーモア侵略」――言い替えると「同じ過ちを繰り返さない」と誓う集会が必要だったし、これからもますます必要ではないかと思うのです。 Ｑ；なぜ、国会正門前なのですか？ Ａ；その付近に、旧陸軍省・陸軍参謀本部があったからです。 ・国会正門前の北側、憲政記念館の周辺は、日中戦争開始時には陸軍省、陸軍参謀本部がありました。（対米開戦の直前に市ヶ谷に移転しました。） 海外には、民衆への加害・迫害の中枢だった場所を、その加害の歴史を記憶するミュージアムに転用している例が多くあります。 日本も、陸軍省跡を戦後「侵略と植民地支配の過ちを反省する場所」にすべきでした。 今回、この場所を1日限定の平和広場にしていきたいと思います。 Ｑ；どういう人たちが企画しているのですか？ Ａ；有志の市民グループの協同で実行委を結成しました。 ・昨年2017年は、「日中戦争80年市民フォーラム」の単独開催で行いました。 南京虐殺事件の研究に参加している市民を中心にした小規模のグループです。 ・今年は「市民フォーラム」だけではなく武蔵野市で戦争加害の問題に取り組んでいるグループ、府中市で同様の問題に取り組んでいるグループなどが加わり「7/7国会前集会実行委」が企画準備に携わっています。 ちなみに武蔵野市はかつて戦闘機エンジン工場、府中市は陸軍の燃料廟があり、侵略戦争体制に深く組み込まれた地域でした。
●お願い↓のバナーをｃｌｉｃｋして欲しいです(笑)↓
アクセス
トータル
