サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

世論調査の怪

2005-09-04 09:06:21 | Weblog
筆者は特定の支持政党を持たないし、海外生活が長いため選挙権を得てから実際に投票したことがあるのは参議院選挙1回しかない。最近は海外でも比例区に限り投票できるようになったが、わざわざ総領事館に出向かねばならず、その手間隙はかなり面倒なので在外投票はしたことがない。

さて大手マスコミは世論調査を発表し、自民党の過半数を予想して躍進としているが、元々自民党は249議席あったわけで、公明党と34議席合わせて283議席もあったわけで、郵政反対派分を多少取りこぼしたとしても過半数を割ることなど、ありえないことは分かりきった予想である。

それをあたかも小泉自民党の大躍進と称して予想とするのは、笑止千万である。大体からして自民党内部の抗争が原因で総選挙になったわけで、仮に自民・公明合わせて280-290議席となっても、与党の大躍進でもなんでもなく、単なる現状維持である。

今回は確かに自民党が分裂して、民主党にチャンスがあると言えなくもないが、冷静に考えてみれば自民党から公認をもらえなかった郵政反対派は、民主党と同調して新勢力となるわけでもなく、小泉なき後に自民党に復帰するに決まっている連中である。

従って、民主党のチャンスとは言いがたく、初めから埋没しても仕方ない。岡田代表は実直で真面目に見えるが、小泉自民党に成り代わるというにはイメージが薄すぎる。

だから民主党が政権を取れなければ岡田代表が辞任するというのは、民主党にとってはイメージを刷新するチャンスであろう。小泉さんが約束どうりに来年に任期切れで退任すれば、自民党人気も終わりだろうから、民主党も多少は挽回できるはずだ。それに現状は自民党人気ではなく、小泉人気である。

一番鼻につくのは、社民党の福島党首のバカのひとつ覚え「憲法9条を守ろう」である。憲法改定は全然選挙の争点になっていないって。

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