幸福の科学高知 なかまのぶろぐ

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GT-Rの『志』と『生命の法』

2018-02-04 23:09:39 | 自動車から見える日本と世界

日産スカイラインGT-R (左)ハコスカ&(右)ケンメリ

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さて、代表管理人が自動車大好き人間なので、アクセスが減ってくると自動車記事が増えてくるという、世にも不思議な宗教布教ブログです。(爆笑)

しかし日本の自動車産業というのは、やはり相当な企業努力をしていて、一つ一つの商品が歴史に残したメッセージは、後代の我々にとって学びになることが多いし、今後の未来産業を考える上でも、とても大きな教訓を含んでいると思うのですね。

日本の歴史を振りかえれば、国家が危機の時には、いつも国民が作り出す技術の力で乗り越えていますので、とても大切なことだと思いますし、そういう思い、技術を尊ぶ日本精神があれば、今後も未来を切り開いていけると私は思うのです。

今日は時間の針を少し戻して、昔の日産スカイラインに着目してみたいと思います。

1968年発売開始の3代目 C10型(通称ハコスカ)と、1972年発売開始4代目 C110型(通称ケンメリ)には、『GT-R』という特別な存在がありました。

ノスタルジックカーファンにはたまらない名車ですね。

今も日産GT-R(R35)という名で販売されていますが、これは第3世代。

その前には、3代に渡り、第2世代のスカイラインGT-R(R31~34)がありました。

第2、3世代については、またいずれかの折りに。

 R31スカイラインGTーR

第1世代のスカイラインGT-Rの何がスゴイって、エンジンがスゴイ!

S20型といって、6気筒でDOHC4バルブエンジンでした。

これは当時、世界唯一のエンジン形式でした。

バルブ形式に関しては、文字数制限が怖いので(笑)、カローラのスーパーイノベーションと全世界エンジン革命!をご覧くださいませ。

今の生産車のエンジンは、全てDOHC4バルブですけれども、当時はレーシングカーだけが採用していた、エンジンの究極体を50年も前に搭載し、しかも市販してしまっていたのです。

これはスゴイことです。

というのも、DOHCだろうがそれより格下と思われているOHCであろうが、公道を走る限り、最高出力は変わらないからです。

なのに、部品は増えて値段が高くなるし、重くなるし、整備性が難しくなるし、コストとリスクばかりが増えて、得られるメリットはないのですね。

事実、トヨタの初代セリカLBと、少し前の世代の日産フェアレディSRは、同じ4気筒2000CCで、セリカがDOHC(2バルブ)エンジン、フェアレディSRがOHC(2バルブ)エンジンで、馬力は全く同じ145馬力です。

 

世界で見ても、DOHCエンジンを量産したのは、イタリアのアルファロメオとイギリスのジャガーくらいで、この両社ともその後に、OHCエンジンを量産していますので、「そのときは、DOHCエンジンしか持っていなかった。」という経緯があるようですね。

DOHCエンジンというのは、バルブを押す仕組みを、極限まで削ぎ落したようなつくりで、高回転までバルブの開閉が追随できるのですが、その分、エンジンの熱膨張を想定したパーツの整備が難しいし、ごまかしが効かないです。

今現在DOHC4バルブエンジンが主流なのは、部品の精度が上がって、メンテナンスフリーになっているからです。

あのホンダですら、しょっぱなはSシリーズで、世界一精密と言われた小排気量のDOHCエンジンを製造しましたが、その後は「OHCで十分」と、しばらくDOHCをつくらなかったですし、あのフェラーリでも、ランボルギーニの台頭がなければ、エンジンのDOHC化はしなかったでしょう。

フェラーリ初のDOHCエンジン搭載量産車 365GTB/4(デイトナ)1968年

レースだと決められたコースで、数時間から長くて24時間(ル・マン耐久)と制限があり、しかも部品供給が整った環境で、しかも専門エンジニアがいます。

そのような超特殊空間ならいざ知らず、どのような使われ方をするかがわからない一般公道で、DOHCだけでなく4バルブのエンジンを実際に市販化した日産。

これはとてもクレージーな選択です。(笑)

何度も言いますが、DOHCでろうが4バルブであろうが、それだけでは馬力UPにはならず、コストがかかるだけで、排気量UPの選択の方が、確実に性能を上げられるのですね。

この時期の日本のDOHCエンジンが性能が、他の形式より高いのは、はっきり言えば、高性能な気化器を装着しているからなんです。

よく高性能キャブレターと言われるウェバーやソレックスというのは、濃い燃料を強制的に噴射する仕組みのある気化器です。

ですから以前の高性能車は、燃費が悪かったのですね。

日本には日産以外にも、トヨタ、いすゞ、三菱がDOHCエンジンを開発しましたが、結局欧米では、DOHC化はスーパーカー以外では進みませんでした。

しかしこれが結局、その後に起こる、排気ガス規制の時代とオイルショックのダブルパンチを、日本が初めて克服する機縁になったと思うのですね。

日本の美意識というのは、「制約の中で最善を尽くす」というものだと思います。

でなければ、スカイラインGTーRのような作品は、絶対に生まれることはできません。

当時における最高峰の技術を、国民が買える少し高いレベルのお値段で、小型車枠で提供することができる日本は素晴らしいと思うのです。

日本のお役所は、そこらへんの日本の技術の底力をご存じないようなので、あんまりこの業界の足を引っ張らないでいただきたいものです。

そのためには規制緩和であるとか、高すぎる自動車税の減税とかが必要だし、そうすればもっともっと、国富を稼いで下さる業界だと思うのですね。

「規制緩和」と「減税」が経済の基本政策である幸福実現党は、この業界をもっともっと高みに行っていただける、道を切り開く役割ができると思うのですね。

ということで本日は、経典『生命(いのち)の法』(幸福の科学出版)の一部抜粋をお届けいたします。

「代償の法則」というのを知ると、努力するのが楽しくなります。

              (ばく)

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大川隆法総裁 講演会2017 「あきらめない心」抜粋版(青森県弘前市・ホテルニューキャッスル)より

伝説のGT-R 50勝への軌跡

 https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=127

「人生には代償の法則が必ず働くのだ」ということを知ってください。

何かを得ようとして努力しても、それがストレートには手に入らないこともあります。

しかし、正当な目的のために、正当な努力・精進をしていた場合には、どこかの時点で必ず実りを得るようになってきます。

汗を流し、智慧を絞り、工夫をし、精神的なエネルギーを使い、志を掲げ、熱意を持って生きたならば、必ず努力相応のものが表れてきます。

それが、この世において表れないならば、この世を超えた世界において、光や人格の輝きとして、あるいは、天使の羽として表れてくるのです。そういうことがあります。(中略)

世の中には、一見、〝うまい話″が数多くあります。

しかし、「ほかの人は知らない抜け道があり、それを使えば、あなただけはうまくいく」というような耳触りのよい話は、九十九パーセントの場合、騙されているか、誤解しているか、このどちらかなのです。

そのことを知る必要があります。

やはり、「努力という代償を払わずして、何かを達成したり、魂にとって値打ちのあるものを得たりする」ということはありません。

代償の法則は「縁起の理法」と呼んでもよいのですが、「得られるもの」と「払った代価」は、きちんと釣り合うようになっていて、最終的に帳尻は必ず合うことになっているのです。

「努力をしたくないが、偉くなりたい」「努力をしたくないが、お金を儲けたい」「努力をしたくないが、幸福になりたい」などと考える人には、努力をしなかったことの代償として、おそらく苦しみが来ることでしょう。
『生命(いのち)の法』(幸福の科学出版)P39~40


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