怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

マリファナを吸うのを目の前で見た人生初の体験。

2017年11月05日 | カテゴリー分けするのに飽き
半年ほど前に知り合ったドイツ人B子さんのことはまだよく知らないけれど、難民の支援を個人的にしているようだ。
先週、切羽詰った様子のアフガニスタン人Fさんが私に助けを求めてきたので、B子さんに接触してみようと思った。

携帯電話で何度かチャットを交わした後、数日後に自宅に招かれた。
おみやげに白玉団子を作って持参した。私が入れてきたプラスチック容器から、彼女は自分のこんな器を出してきて盛り付けていた。おお、まるで日本の食器ではないか。
ちなみに、味はいまひとつのようだった。砂糖の量が足りなかった。ドイツ人向けにもっと威勢よく砂糖を使わなければならない。

昼過ぎごろに訪問したのだが「今、目覚めたところなの」とかったるそうにしていた。
数ヶ月前からさまざまな痛みがあり、医者に通っているのだそう。

飼い猫は1歳の雌。長毛種は構われるのが嫌いな傾向にあるけれど、この猫は撫でることができた。
B子さんが「タバコを吸うけれど、いいかしら」と尋ねた。
「あ、いいですよ」と答えると、彼女は説明した。
痛み止めにマリファナとモルヒネが処方されているのだそう。保険適用で自己負担はなしだとか。
B子さん、一体どんな病気なのだろう。尋ねてみたい衝動に駆られたが黙っていた。
たばこの形状のそのお薬を旨そうに吸っていた。
普通のたばこと違って、全然煙くなく、臭くもなかったので楽だった。
南米在住時に注射器を持って歩いている人を見たことがあるが、実際に使用している最中を見たのは初めてだ。
いや、ちゃんと処方された麻薬、全然問題なし!

その間にも「お茶飲む?」「遅い昼食だけど、パン食べない?」とお茶や食事の準備が入ったり、電話に出て何やら長話していたり、猫を外に出したり入れたりして忙しくしていたので、私から本題を言い出すチャンスが見つからなかった。

「アフガニスタン人男性が・・・」とやっとあらかじめ伝えておいたテーマを出すと、すぐに返事が来た。
「できないわ」
もう、かったるさマックスの状態の彼女、とてもではないがそのFさんの問題解決に協力するために外出したりする体力はないのは私にも理解できた。

話していても、同じことを3度も質問されたりした。
「で、いつからドイツに住んでいるの」
三度目のときはちょいと答えるのに躊躇したくらいだ。
痛みのせいではなくて、お薬のせい?

幸いなことに、B子さんは嫌な感じのしない人だったので、これからも付き合っていくことができると感じた。
その薬、私が薬局に行って買ってくる体験をさせて欲しいなぁ、とかちらりと思ってしまった。
本人が行かないとダメかもしれないぞ、んじゃ、薬局に一緒に行きましょう~。

B子さんが撮影した猫の写真。