怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

新聞も休みが多いドイツ

2017年11月03日 | カテゴリー分けするのに飽き
ウチ周辺、今年は宗教改革500周年記念関係で10月31日が特別に祝日となった。
11月1日は毎年、祝日になっている。今年だけこの時期に二日続く祝日。
祝日はほとんどの商店が休業するウチ周辺(ドイツでも日曜・祝日に営業できる地域があると読んだ記憶が)、生活に不便を感じる人たちも多いだろう。
ウチが購読している新聞も休みを取った。

10月31日に配達されたこの新聞は、11月1日と2日分も含まれている、という日付の記載だ。
丸々二日も新聞が来ないなんて、日本ではほとんどないのではなかろうか。
もちろん、この新聞は日曜日には発行されていない。
実家生活で、朝刊がない日など、年に数回しかなかった記憶がある。ウチが読んでいる新聞はひと月に四度の日曜日×12=48、48日以上、新聞配達がない日があるんだ。
実家の新聞配達状況とえらい違いで、こうして比較すると改めてびっくりしてしまう。

新聞社の記者たちも、新聞配達の人たちも、日本の同業者より休みが多いのだろう。
もっとも、単に休みの多さで労働の過酷さを比較することができないと、パン屋勤務の友人の報告で知る最近だ。
パン屋はドイツの職場の中でももっとも厳しいものの一つと言われている。サービス残業も普通にあって、20時に店を閉めた後、さまざまな残務処理をして23時に家に帰った、というメールをしょっちゅうもらう。
彼女、日本語を私と勉強していたのだけれど、あまりにも仕事が厳しくなってきて最近全然進んでいないんだ。
このままでは健康を害してしまう、と転職活動中だ。
日本と大きく違うのは、数ヶ月ごとに彼女の職場は1、2週間の長期休暇がある。その休暇中に彼女は面接に勤しんでいる。
そんなに頻繁に長期休暇があるのだから、充分休息できるのではないか、とも想像するけれど、実際に体験してみないとその大変さを理解するのは難しいだろう。
「次々に同僚が病気になったり辞めちゃったりしています」
とも聞いている。
ベテランのその友人はそうした欠員のために一日に二度も出勤することさえあるとか。
そ、それはもう、法律など破壊された世界だな!

そういうわけで、休暇は立派に根付いているここの様子が新聞休刊の様子でわかるけれど、そこに勤務している各関係者はきちんと休めているかどうかは疑問、ともいえるんだ。