怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

羊肉のスープ

2015年12月10日 | 交友関係
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結婚して一年ちょっとの中国人X子さんは、もともといろいろな物事を器用にこなすほうなので、初めのうちはハチャメチャなものを作っていたけれど、今回はひどく料理の腕を上げ、私にご馳走してくれた。

何時間も煮込むのだそう。前日から準備されていたこの鍋。羊の肉と野菜が入っている。冬にはとても身体が暖まる料理だとか。
羊と聞いて、ちょいと私はひるんだけれど「このスープは特に女性にいいのよ」と中国人お得意のせりふを掲げられ、それならいいかな、と簡単に考えを変えた私。

スープを盛り付けた上に、別にゆでたほうれん草と麺を入れる。
箸の添え方が日本で生まれ育った日本人には驚異なのだが、ここは彼女の住まいだ。中国式家庭料理マナーを受け入れなければならない。

どんぶりの大きさはかなり小ぶりだった。しかし、食べきるまでかなり努力が必要だった。
羊肉の脂分が早めに腹を満たすのだろう。スープを最後まで飲みきることができなかった。ごめんよーX子さん、決して不味かったわけではないんだ!
肉よりスープがたっぷりしみこんで柔らかくなった大根がとてもおいしかった。
中国人宅でごちそうになると、ほとんど必ずと言ってもいいほど肉料理がある。来客だから肉を料理するのだろうか、普段から肉の消費量が多いのだろうか。次回、誰か中国人に尋ねてみることにしよう。ドイツ人の一人当たりの平均肉消費量が60キロだ。アルゼンチンは100キロとちらりと読んだことがある。決して国の経済力で肉の消費量が違ってくるわけではないと思う。