怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

おにぎり普及させるぞ

2012年06月21日 | 交友関係
頼まれて近所の小学校で日本食と日本の紹介をすることになった。
子供数人相手ならどうにかなるが、集団となると恐怖を感じる私。前日は緊張で眠れなかった。

巻き寿司は具を家で調理して炊飯器とともに学校に持参。
目の前で巻いてやり、切るのを手伝ってもらった。

「一回切るごとにそこの濡れタオルで拭け」と私が言うのに、私のドイツ語が悪いのかやつらは聞いていないのか、どんどん崩れた寿司を生産してくれた・・・



こちらは餃子の部。粘土細工の様な作業は寿司より人気があった。

ほぼ全員、お箸に挑戦。めちゃくちゃな子も、きちんと持つ子もいて様々だ。初回できちんともてるわけが無い、と私は考え、それぞれ自由にさせていた私。

食事のためにろうそくに火をともすところ、これは日本との大きな違いだろう。
子供ばかりの食卓に火を使うのは凄いと思う。日本ではまねする事が難しいちょっとうらやましいドイツのいいところ、かも。

デザートのケーキ。これは誰か他の人からの提供。子供たちが取る一切れは、はやり日本の平均の1.5~2倍くらいの大きさだった。子供の頃からこのように大量にケーキを摂取する習慣、あまりいいとは思えないのだけど。

寿司、おにぎり、餃子とも予想以上に好評で約20名で残さず食べた。
私はここの子供たちが寿司など食べなれないものを大量に残してしまうのではないか、と不安に思っていたから仰天した。
寿司は人口に対しいやにたくさんある中国人経営のレストランで馴染みがあるメニューだが、おにぎりに至っては素朴すぎのその味に、誰もが一口で残すのではないか、と予想していた。
なんと、おにぎりも完食。
凄いぞ、ドイツの子供~。(20名中約3名は外国人の親を持つ子供だが、おにぎりや寿司文化の国の人たちではない)
肉や乳製品、フライドポテト(これがドイツの子供たちの大好物なのだそう)などの多食より、おにぎりのようなものを摂取するのはあきらかに環境や健康によろしい。
この経験で、私は今後も堂々と寿司やおにぎりを周囲に遠慮なくご馳走することを決意した。
在外の日本人の皆様、どうぞ、おにぎり普及にご協力を~
将来はおにぎり屋ができるようになると面白いかも、うほほ。