怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

日本料理の本

2008年05月20日 | 文化
私はドイツに来るまでの人生で、海苔巻きを作ったのは1回(確かやったことある、うろ覚え・・・ひどいなぁ~)しかなかった。
数ヶ月前、夫に「海苔巻きを食べたい」といわれたときの驚愕は隠せなかった。
「おまえ、ドイツ人だろう、どうして海苔巻きをいまさら、ここで食べたいなどというのだぁぁ」と、切れそうなのを我慢して、自己流で作ってみた。
初回はめちゃくちゃだった・・・
海苔の内側にどうやってご飯を収めるか、不思議に思ったくらいだもの。

ドイツ在住のyamageigeさんの記事なども参考にしながら少しづつ海苔巻き作りの腕を上げているところだ。

先日、村の図書館で、日本料理の作り方の本を2冊も見つけた。
しかも、著者は日本人。
日本語の本の翻訳ものらしく、栗原はるみさんのこの表紙は見覚えがあるぞ。



日本で出版される料理の本の優れているところは、細かい手順を写真で解説してあるところだ。
こちらの料理の雑誌や本は、文字のみでの説明が多く(読者がすでにどうやるかわかっていることを前提に編集するのだろうか)語学力不足も手伝い、なんだかわけわからないことが多い。

この本、日本流(日本の本をそのままドイツ語にしただけ)の細かい解説、豊富な写真で、本当に助かった!
ドイツ語の解説を読めなくても、何とかなりそうだ。

(記事を書いた当初にはここに本の内部の写真を載せたのだけど、夫に「著作権に引っ掛かる可能性あります、100ユーロくらい請求がきます」といわれ、削除しました・・・夫は特許の関係の仕事をしているので、私も不安になりまして・・・どうなのでしょう?書籍の本文をブログに載せるのはだめなのでしょうか、だめそうだな~)


しかし、この本をドイツ人が読んで、掲載されている典型的な日本料理の数々を作って見ようと思うのだろうか?

この小さい町でも寿司をメニューにしているレストランは多い。
その多くは中国人が経営していて、日本直輸入の私から言わせれば少々怪しい寿司や海苔巻きを提供している。
まあ、でも、彼らも日本文化を宣伝してくれているようなものだから、ちょいと評価してしてみよう、と思わないでもない。
そんなわけで、寿司体験者が多いドイツのドイツ人。
「うちで作ってみたいな~」って思う人もいるだろう。





「作り方を教えて欲しい」などと言われるときのため、見目麗しい海苔巻きを小器用に作って見せるのを目標に、練習に励む覚悟を決めたのだ