怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

丸刈りになったアフガニスタン人難民Nへの印象がよくなりつつある。

2019年08月10日 | アジア事情
久しぶりにアフガニスタン人Nが訪れた。
難民としてドイツ入国して何年にもなる。ときどき、私がいる私設オープンスペースにやって来てあれこれ近況などを語っていた。
Nはあまり評判のよくない人物で、刑務所で服役していたという事実もある。
伝染する病気をしてたこともあり「あまりNのそばによるな」と女子仲間から忠告された。

彼はさまざまな仕事を始めては辞め、心身ともに安定しない生活をしていた。
実際のところ、彼の姿を見ないのはほっとしていたんだ。

だが、この日の彼は違っていた。
長かった髪とひげをばっさり切り・・・・切るというより、丸刈りだった。

そういえば、夫は出会った頃から丸刈りに近い超短髪だった。
男性の髪型にほとんど興味のなかった私。また、人種や国籍にもあまり興味がなかった。
つまり、ヒトは性格のみ、という極端な判断方法をしている。
いや、結婚となると、少々事情考慮しなければならなかったな。彼が、非常に熱心なキリスト教徒で、私にまでキリスト教徒になれ、と主張するような人物であったら、結婚は考えられなかっただろう。新興宗教信者、イスラム教徒との付き合いは、女性であっても少々緊張を伴っているのは確かだ。

夫のせいで、丸刈り男には好感を持つこともよくある。
Nの以前のだらしのない雰囲気が、丸刈りによってぴりっとひきしまった印象になった。

Nはすでに数ヶ月以上も仕事が続いているようで、職安の書類の作成の手助けを求めてやってきたんだ。
ドイツ人女性二人がいたので、彼女らにそれを任せた。

去年までのNとだんだん違ってきているぞ?
あの頃は「こんな変な難民、早く強制送還するべきだ」と他の誰かと話し合った記憶もある。
このまま順調にNのここでの生活が上手く行ってくれることを願っている。
周囲の人々の幸せは、私の幸せに繋がっているのは明らかだ。
不幸せな奴らの態度は私の幸せを破壊する。話しているだけでもイライラさせる人々がそうだ。
不幸せな人は、わざと私を不幸に陥れようとなどとは考えていないのに、どういうわけかそうしてしまうんだ。
ウクライナ人難民G子が、今のところその代表だ。
彼女のここでの不安定な身分、凄まじい住環境、それに加えて彼女の子の病気だ。不幸せまっしぐらな今。
これを受け止められるような大らかさは私にはない。
G子のイライラさせる会話をじっと耐えて聞いている今。お前もいつか、Nのようにがらっと変わる日がくるだろう、と期待をしている・・・

台湾人友人宅のガスコンロ。
日本の人たちにはまったく面白くない動画と気づいたのは、撮影してYouTubeにアップロードしたあとだ。

ここでは電気コンロが一般的で、こうしたガスコンロはこだわる人しか持っていない。
台湾人の彼女、特別に料理が好きなわけでもないのに、実家と同じガスにしたかったのだろうな。
このコンロの点火方法が非常に難しい。何度もやり直さなければならない。だんだん周囲がガス臭くなって怖いことになってくる。
炎が上がる調理器具を日常的に使うのは危険かな、とも思えるようになってしまった私。
何でも慣れるものだ、とこのガスコンロを使って思った・・・



コメントを投稿