林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

梯子を外せ

2009-04-22 | あらら!

梯子を外されるのは困るが、これではね。

農家は置き場所が沢山あるから、古い物を大切にするようだ。
外して逆さまにして10年置けば、真っ直ぐになるさ。


ノータリンのわけ

2009-04-21 | 重箱の隅

......ったく、何がなんだかサッパリ分からん。
コテンパンに叩いてやりたいが、何が分からんのか分らんし、あのその......ボキャが出てこないというか、元々持ち合わせが無い、のね。

ウチの固定電話の前でケータイを持って、固定電話に掛けたり受けたり、と一人二役はやっとできた。ところが、その逆や、その他はゼンゼン、なんですね。
.......で、既に1週間、怒り、焦っている。

何故かというと、渡された書類の山の中にアンケート募集の紙切れがあったのだ。
ケータイ買ってから10日以内に応募すれば、2000円が当たることもあるらしい。
しめしめモトが取れるぞ。

だが、紙切れどおりにやっても、お花見とか、全く別のことが出て来やがる。
もうじき10日になるので、ドコモに乗り込んだ。

  「対面じゃ手許指先のビミョーが分らんから、並んでやってね」

しのぶ狸は怯えて、

  「このカウンターで対面で」

とチュウチョする。

  「アンタにタッチするんじゃないよ、
  どういう手順でどこにタッチするのか、並ばなければワカランじゃないか、え?」

ようやく並んで座ってくれた。タブラカサレタことをツイ忘れ、とても嬉しい。

   ......pippoppa・・・pipi・pu・papapa.........。pipipip・・pu.....。

な~るほど、メニューといってもメニューじやなく、萎びたこけし人形を押すんだ。
始めっからそう書けばいいだろ。

  (分った分った、ふんふん、かんたん、じゃないか。
  しんせつな狸娘だ。
  やっぱ並んだ方が見やすいぞ。この狸娘がいればあんしんだ)

.......で、またバスに乗って揺られて、家に帰ったら、また分らない、のね。
う~む、口惜しい、また化かされた。
厚ぼったい取説は、分ってから読めば分るけど、分る前に読めば分らない。

   

キー、グヤジイ。

こんな下らぬことをしっかり覚えようとすれば、他のことが身に付かない。
だから近頃のワカイモンはノータリンなのだ、とつくずく思った。ニッポンの未来のためにケータイを禁止せよ。
やいドコモ。なにが、かんたん・しんせつ・見やすい・あんしん、だっ。

もしもしハトヤマ大臣、かんぽの次はドコモを叩いて下さいね。

                                  


やまつつじ

2009-04-20 | お節介

 

山躑躅が咲いている。あっちにもこっちにも。
樵になってヒサカキを伐採し、明るくした雑木山に、今年初めて登った。

山道が整備され、入り易く、歩き易くなった。
先輩樵がやった仕事かも。
新住民がこれから大勢立ち入るだろうが、少し心配でもある。



躑躅はみんなで楽しもう。
ゴミ捨て場にしないでね、団地の皆さん。

林の中でご町内のご同輩に逢った。
名前は知らないけれど、顔は覚えていて、山の中では親しく話せる。
周りの山々の噂を沢山聞いた。

新しい山道が開かれ、スパーへも行ける、と聞き、一旦家に帰り、
藪こき用ズボンに替え、また雑木山へ。(下に続きます)

               


ガ・ガ・骸骨!

2009-04-20 | お節介



出来たばかりの急な坂道を下りると直ぐ、ガ・ガ・骸骨が!
突然目前なので、ビックリ仰天した。

噂によると、新しい山道を下りたところに大猪の死体がある、とか。
そんなもの見たくないけど見たい。
家に帰り、ボロズボンにはき替え、また山に登ったのだ。

死体ではなく、頭蓋骨だった。
探せば死体があるのかもしれないが、これで充分だ。

 

明るく開けた斜面に出ると、ブルトーザーが鎮座していた。
工事中につき通行禁止、区域である。
誰もいないので入ってみた。

谷筋を西武電車の操車場残土で埋め立て、杉を植林したが育たない。
それで針葉樹林を広葉樹林に変えるらしい。

 

丘の上公園の山桜同様、西武の粋な計らいである。
落葉広葉樹林なら多様な動植物が生息できる。
猪も町内に進出しなくなるだろう。

 

この道は新しくできたスーパーに近く、便利である。
気が利いてるね、西武は。

といっても、道はハッキリ付いてない。
夏は茅とセイタカアワダチソウの藪になるはず。
きっと蛇がうじゃうじゃだろう。


いつまでもデブ

2009-04-18 | 病院巡り

お役所に言われなくてもメタボである事は承知している。
だからもう10年も前から体脂肪率計測機能付き体重計を使っている。もちろん安物ではなく特売品だがメーカー品です。

年末の入院直前の体重は68~71㎏(実は時々71を超えて深刻だった)。体脂肪率は18~23%だった。
身長はこの10年で1cm縮み169cm。BMIは標準だが、腹囲が91を超え、明らかにメタボだった。

年末年始の17日間、絶食とすり餌で過ごしたので、現在体重は大体67台で、体脂肪率は16台後半から18台を維持していたが...........。う~む。
そして腹囲は相変わらずメタボなのだ。いや膨らんだかも。

高血圧症の基準は毎年引下げられる由。
少し高くてもメタボは危険だそうだ。
どうせ製薬業界とつるんだ陰謀だろうが、気にはなる。「正常高値血圧×リスク第2層=中等リスク」と断定されて焦っている。

 

岡田斗司夫先生のこの本は面白い、というから直ぐ買った。
だが、自分が食ったものをひたすら記録する、なんてことをしたら、毎日粗末なものしか食ってない自分がミジメになるし、変化が無くて飽きてしまう。

「ダイエットはローリスク・ハイリターンの最高の投資だ」、なんてけしかけられたって、株でも宝籤でも儲かった試しは無いよ。

急にモテてもカラダが困るし、古いブリーフのままで新品の普通サイズを買う必要も無い。どうせオイラは余りモノさ。

だから真面目に読んではいなかった。
だけどやっぱり..........。

▲1年で50kg痩せた、この岡田先生、ホンモノだろうか?ニセモノですね、きっと。
ホンモノなら、余った腹の皮はどう処分したのか?
数年後、印税で一層肥ったホンモノ先生が現れるのではないだろうか。

▲図表は3月8日朝日日曜版「元気のひけつ・プレ高血圧」から。


青葉若葉の

2009-04-18 | 庭いじり

 

あらたうと 青葉若葉の 日の光

これは芭蕉先輩がわが猫額亭庭園を尊び、捻ってくれた句に違いない。
と思うことにすると、腰が痛む庭仕事を少しは我慢できる。





......ふう。

旬のものを記事にしようとすると、土日休載原則が守れない。どうしようか。

上から黒松、富有柿、青枝垂紅葉(あおしだれ)、馬酔木(あせび)、
額紫陽花(がくあじさい)、満点星躑躅(どうだんつつじ)。


痩せ我慢

2009-04-17 | 林住期

朝から雨がシトシト降っている。
定額給付金や高速道路一律1000円で日本中が笑顔のようだが、ウチでは雨が空から降っている。.....JALさんは、

      定額給付金で、日本中に笑顔がはばたきますように。

なんちゃってるが、果たして定額給付金は、森生が生きてる内に支給されるんだろうか。
催促の電話をしたいけれど、さもしい心を嘲笑われそうだし、あなたは既に死んでます、と言われたくないので、痩せ我慢をしている。

雨が降る日は歌いながら、ふてくされた記事を1本、書くしかしょうがない。
........雨の日はしょうがない。あの街も雨ならしょうがない。


ケータイ買ったぞ!

2009-04-16 | 重箱の隅

とうとう楽々本を買ったぞ。どうだっ。
ドトール旦那のお勧めだし、どこも同じだろうから駅ナカにあるドコモで買った。

しのぶなお嬢さんから約2時間、ジッと見詰められて、何もかも回答してくれて、それ以上にいろいろと一方的に承ったぞ。
これはどうも広大無辺、大変な世界に足を踏み入れた感じ。気分は高揚したぞ。

だが、店を出てバスに揺られたら、聞いたことスッカリ忘れた。また分らなくなった。
そもそもクレジット一括払いなのに頭金とは何ごとだ?
バケットとはいろいろな利用料金のことらしいのに、何故バケツ1個なのか?
それに割引が多過ぎるのはあり難いけどイカサマじゃないかぃ。

契約金にそのほかあれこれこれでもか、と料金を追加され、これにバケツが加わり、一体全体毎月幾ら支払えばいいのか、請求書が来るまでワケ分らん。
火の車はバケツじゃ消えないようだ。

散々勿体付けて、幾つかいわれたけれど、自分のケータイ番号は、一体全体結局何番だ? 何ぃ局番は無いってか?

1・2・3と相手の電話番号が登録出来る、というから110番と119番を真っ先に頼んだら、それは出来ない、とか。だったらこんなもん要らないじゃんか。

何もかも一切をしのぶ狸さんに任せて、なんだかタブラカサレタ気分もする。
あの目は催眠術師か詐欺師の目じゃなかったか。
いや、認知症かどうかを見極める精神科医の目だったのか.......。

                         

しのぶさんに、楽々本で記念写真(▲)を撮ってもらいました。ここまでは、えへへ.....。

以上は1週間前のことだった。
以後、悪戦苦闘の日々で、お脳にヒビが入った状態ですっ。
キーッ。
       


川越おかん

2009-04-16 | 重箱の隅

わが町川越を舞台にした朝ドラ「つばさ」は騒々しい。あんなもの見たくない。
出て来る人物がみんな異常で、精神鑑定が必要である。

問題の甘玉堂は借金でにっちもさっちも行かなくなり、数日前に、裏通りに引っ越した。
その段取りの悪さとドタバタはなんとも喧しく、いずれこの甘玉堂は潰れますね。
畳の上を半裸の女たちがハイヒールでサンバを踊りまくり、いかれ主婦が一緒にはしゃぐなんて、バカも休み休みにしてくれ。

新河岸川で舟遊び奉仕事務のお父さんに、「川越ではお母さんのことをおかんと言うの?」、と質問したら、「いま女子大生の間でおかんという大阪弁が流行っているので」、と嬉しそうに回答してくれた。
流行っていれば何でもいいのかよ。

NHKでは既に、視線が目線になり、菓子がスウィーツになった。
この夏の川越では、素足や素肌がナマ足やナマ肌になるのだろう。

おかんは大阪でも老舗では使わない言葉ではなかろうか。
ケータイではいろんな言葉遊びがあってもいいが、視聴料を徴収する国策TVがそういう現象におもねるのはイカン。

誇り高い川越市民はよく我慢していられるものだ。
「つばさ御膳」なぞ食えるか。町家の膳が何故「つばさ御」が付くと1200円だ?

大体、巻き舌で歌う主題歌の「シーザシーザラブ」という掛け声はどういう意味だ?
朝ドラ直前の報道番組の男アナが番組の最後に、

   今日も一日お元気でっ!

と怒鳴るのも、朝っぱらから背中をドツカレルようでフユカイだ。


声をかける

2009-04-15 | 林住期

もっと若い頃、山道で知らない人から声を掛けられたり、挨拶されるのが煩わしかった。
少し年を重ねた今では迷惑どころか、かえって嬉しくなってきた。
カネも無く、ブランドも無く、もう要らない手袋なんか、だ~れも相手にしてくれないもんね。

だから今では自分から声を掛けることにしている。
珍しい服装の人、一心に作業をしている人、ユカイそうな人、不思議な人たちにだ。
メイワクかも知れないけれど、黙ってたらだ~れも相手にしてくれないからね。

道端の酷い荒地を耕してる先輩がいた。道を尋ねるフリをして、声を掛けた。
左手の開発残土山脈の裾を歩くと県道の三叉路に出て、すぐそばにこの先輩の家があり、高麗神社に近い、と教えてくれた。

え!? 三叉路そばのあの広い屋敷なら友だちの草毟り名人おばの家だ。
そうすると、この荒地の先輩は名人おばの旦那さん?

そのとおりだった。先輩は地域同人誌に度々投稿している文化人である。
妃殿下や山上の仙人や琉金博士の同級生で、自分と同い年だった。

先輩は大豆の種を蒔く準備をしていた。
大豆は肥沃な土地では葉っぱばかりが茂り、肝心の大豆が多くは採れない、とか。
ふ~む、一つ利口になった。

逢う前は気難しいお方と思っていたが、遊びにおいでよ、とさえ言ってくれた。
椿の枝先をまた貰いに行く時は、裏の木戸からではなく、表門から入れることになった。

このお婆さまは、かれこれ鸚鵡ちゃんと20年になるそうだ。
鸚鵡は番犬代わりになり、声を掛けてくれて、犬より慰められる、とか。
もう一つ利口になった。

 

自分から声を掛けてみるものだ。


杉花粉症

2009-04-15 | 床屋放談

 

杉花粉症という病気が無かった2~30代の頃、私は慢性鼻炎だった。
今ではカラダが枯れてきたのか、鼻水も涸れ果てて自然に治ってしまった。
花粉症の人はまだ若い証拠です、喜んで下さい。

わが町は杉檜に囲まれているのに、特に花粉症が多いこともないようだ。
だから杉花粉症は杉だけの所為では無い、と思う。

 

最近、杉を目の仇にして、また雇用創出策として年間百万本伐採してしまおう、とか、花粉の少ない品種に植替えよう、とかいう方針があるが、どうもアヤシイ。

杉だって好きで花粉をばら撒いてるのではなく、密植されたままなので、自分の子孫を残すために花粉を沢山撒き散らすそうだし、間伐や枝打ちをきちんとしていれば花粉の素になる花が付く暇が無いそうだ。

 

近くの多峰主山も日和田山も戦後暫くまではまだ雑木林で、今頃は三つ葉ツツジや山ツツジが満開となり、山肌が紫や赤に染まった由。
その後、補助金で杉檜を山頂にまで植え、手入れや搬出の為に道路を開いた。

現在、この二山は概ね放置されている。
林道は奥武蔵グリーンラインに出世し、大雨に弱く、粗大ゴミを捨てに行く道路になった。

バブル崩壊後、雇用対策として間伐をしたことがあったが、乱暴な作業だった。
だから、林野庁を解体せよ、と説いている平野虎丸さんのご意見は勉強になる。


ベロン木蓮

2009-04-15 | 庭いじり

引っ越した年に植えた紫木蓮である。本当は辛夷が好きなのだが、庭なので木蓮にし、壁の色に混じらないように紫色にした。

以来20数年間、この花にはウンザリしている。
ばかでかい花がベロ~ンと咲き、散る時は腐りかけた花びらがドサリと落ち、風情なんかまるでありゃしない。
秋の落葉も葉が大きいのでハンパじゃないし、配水管に根は詰る。

NHKの趣味の園芸を見ていたら、近頃では木蓮をマグノリアと言い換えるらしい。
種類も多く、品種名は殆どカタカナ名前になっている。
このベロン木蓮も恐らくあちら生まれだろう。

凡そカタカナの花は、花だけが目立ち、ドーダって顔をしている。
世界に冠たる園芸愛好民族はカタカナ化してから、退化し、劣化してきた感じがする。

ただ、まだ芽吹いたばかりの若葉は好き。


コンパクトシティを

2009-04-14 | 高麗便り

......と、高麗の里を見せびらかしてきましたが。
実は電柱電線看板と場違いな新築マイホームを外すのに苦労しました。
現実はもっとゴチャゴチャしたゴミガラクタの里です。

 

世間は百年に一度の不況というが、高麗の里では新築ラッシュです。
国籍不明で、砂糖菓子のようなマイホームが、のどかな山里を侵食している。
農地を潰し、風景を壊し、上下水道や道路整備など行政コストが膨らむ。
(道路整備なんかしてないけどね)

一方、坂の上の町では空家が増えて、防災防犯問題が生まれている。
オイボレにはもうどうでもいいが、次の世代の皆さんよ、これでもいいんですか。
景気対策として、新しい持ち家をひたすら増やすのが適切ですか。

コンパクトシティ」という選択もありますよ。

                            

そんなことより、定額給付金について、未だに全く音沙汰無し、だ。
こんなこと書いてるので、台帳から削除されちまったのかな.....。