林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

最初の晩餐

2014-03-31 | 拍手

味の素が出した新聞広告「最初の晩餐」は傑作だ。(3月15日付朝日新聞朝刊)
写真はダ・ヴィンチの傑作を下敷きに、離乳食を作り始めるお母さんへ贈る広告であります。

   最初は泣いて口にしてくれなかったものも、
   調理や味付けの一寸した工夫で、笑って食べてくれるようになる。

   子供にとって食卓は、世の中を知る場であり、学んでゆく場です。
   味の素は日本の未来を作ってゆく子供たちの、毎日の晩餐を応援してゆきます。

と凡そ以上のようなことを述べながら、

   柔らかい

   粘っこい

   甘い

   塩っぱい

   うま味がある

   酸っぱい

   苦い

   滑らか

   硬い

など九つの味に合わせて9人の赤ちゃんに登場してもらい、離乳食の調理方法を提案している。

例えば「硬い」。

   赤ちゃんにとって硬い鶏肉。細かく切り、出汁で煮て、おろしたての蕪と一煮立ちしましょう。

例えば「苦い」。

   みじん切りしたピーマンを、じっくり煮る。おかかをまぶせば、ほら食べられるでしょ。

例えば「塩っぱい」。

   青菜を刻んで湯がき、しらすと一緒におかゆに混ぜると、やさしい塩味に。

勢ぞろいした9人の赤ちゃんの、表情がいいですね。
口の周りをくわんくわんにして、離乳食の九つの味に合わせた九通りの表情が可愛らしい。
それにこの離乳食、本当に美味そうだ。

 

奮発した入歯が合わず、ふがふがし、口の中がいつも苦い。
毎日、酸っぱく塩っぱい余生を、やっこらさと消化しているじじぃだわさ。

こういう「離乳食」をご馳走して下さるお方が身近にいれば、有難いんだけどなぁ。
ま、「最後の晩餐」になる恐れもあるけどね。

140331



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2 コメント

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2014-04-03 21:27:43
二人の娘達は幼少の頃からピーマン大好き、バリバリ喰ってました。かくいう私も小さい頃からピーマン好きでした。二人が入学した近所の小学校の参観日、その教室に張り出されていた「クラスのみんなの嫌いな物ワースト1」がダントツでピーマンでした。

”へ~、子供達はピーマン嫌いなんだ!”
と改めて感じ入った次第。

離乳期にいろいろな物を食わせて失敗しましたね。
ゼンマイの煮物は原型をとどめたまま出てくるし、スルメを細く切った「烏賊そうめん」で窒息しそうになるし。

まぁ無事育ってくれて一安心。
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苦手 (森生)
2014-04-04 11:38:42
先さま
うへっ ピーマン大好きですか!
森生の知り合いにピーマンを生かじりする男がいましたが あっという間に昇格していきました
その後もピーマンを齧ってるのかなぁ..........
現在は タケノコが苦手 入歯では噛めないのです
塩辛もダメになりました
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