朝日新聞朝刊の金融情報頁に連載されている「経済気象台」をよく読む。
この囲み記事は、第一線で活躍している経済人や学者等社外の人が執筆しているそうだ。
例えば11月17日のこの記事▼、いいですね。
日本訪問を皮切りとするトランプ大統領のアジア歴訪が終わった。
この歴訪で印象的だったのは、世間を騒がせるトランプ節が聞かれなかったこと。
大統領が終始上機嫌だったことだ。
それもそのはず、日本や中国などで大統領は最大級の敬意をもって歓迎された。
もし、欧州を訪問したらビニネスライクな対応と盛大な反トランプデモの洗礼を受けただろう。
それだけではない。特に日本と中国で多額の米国製品・サービスを購入させることに成功した。
さぞ、支持者たちの目には大統領は期待通りの有能なビジネスマンだと映っているに違いない。
しかし正確にいえば、日本はまだミサイルを発注していない。
訪中した大統領の目前で成立した多くの契約も、中国が必要とするもので、大統領との関係は薄い。
などとの指摘もある。
大統領はアジアの洗練された接待文化の手玉に取られたという見方もできるかもしれない。
また大統領は公約通りTPPを離脱し、日本他各国に2国間の貿易協定を迫っている。
2国間なら米国は優位に立てるとの算段だ。
しかし、この点でも思わぬ誤算が生じている。
米国第一の行動が、米国を除いた地域における貿易協定を促進しているからだ。
米国抜きのTPPも存続が危ぶまれたが、逆に大筋で合意された。
最も成功したかに思われる日本へのミサイル売り込みさえ、これで北朝鮮のミサイルを撃ち落とせ、
などと言われたら日本人も引いてしまうだろう。
トランプ大統領は有能なビジネスマンなのだろうか?
トランプ大津領が有能なビジネスマンとは思わない。
日本のマスコミは肯定的に、取引に巧みなビジネスマンとしている。
しかし実態はゴロツキビジネスマンだ。
あんな大統領と親しくしていては、この先、ろくなことはないのではないか。
付き合いは、ほどほどがいい。
22日付では、別の人が「黒田日銀総裁は留任を」と書いている。
2%の物価上昇約束が果たせなかったが、国際的に著名な人物だから留任してもらいたいそうだ。
でもね、じじいは金融や経済のことは分からないけど、就任時、あんなに意気揚々としていたのに、今は元気がない。
約束が無理だったことを分かっているからに違いない。いざぎよく退任すべきである。
年金しか収入が無いじじぃにとって、物価上昇はたとえ2%であっても、御免蒙りたいのだ。
異次元の金融緩和に拘る黒田総裁の続投していては、何か恐ろしいことが起きそうだ。
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