飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

キョウイクとキョウヨウ

2023年02月14日 10時20分41秒 | 人生論
物事をどうとらえるかは個人の自由である。
自由であるだけに、自分の人生をどう捉えるかも自由になる。
だから、多くのことを学び、多面的。多角的にものごとを捉え、前向きに変換する力が必要となる。

心に響く言葉。

人生100年時代を生き抜くために大切な言葉があるという。
それな、キョウイクとキョウヨウ。
素直に変換すれば、教育と教養となる。
別の言葉では、こんな変換もある。

今日行くところがある 今日用事がある

今日行くところがあるということは、居場所があるということ。
今日用事があるということは、自分を必要としている仕事があるということ。

退職して、悠々自適のくらしもいいが、それは何もすることがないということとは違う。
きちんと、他者のとの交流があり、自分の仕事があってのことだ。

本来、人間も動物である以上、巣立ったあとは、自分でねぐらをつくり、自分で餌を探し、時には自分の命を狙う敵と戦いながら生き続け、動けなくなったらその時点で静かに詩を迎える。
人間も、死を迎えるまで働くことが正しい生き方だと最近考える。
また、それが幸せな人生なのだと。
ただ、この仕事もストレスをため、命を削るような仕事とは違う。

江戸時代までは、日本人の90%は農林漁業・商工業などの自営の仕事に家族ぐるみで従事し、最後は家族に看取られながらなくなった。
そういう一生がある意味、人間的なのかもしれないと想う。

出口治朗氏はこれからの時代を生き抜くために必要なものは次の3つだと言う。

旅・人・本

これは人間を成長させる3つのものと同じだ。
旅は、今日行くところがあること。
人とは、他者のとの交流。
本は、教育と教養。

やはり、この3つが人生を豊かにしてくれるということは真実なのかもしれない。

saitani
この記事についてブログを書く
« 読解の指導で身につけた技法... | トップ | 時間の使い方 »

人生論」カテゴリの最新記事