飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

京都Blog3

2023年12月30日 18時02分05秒 | 趣味
京都二日目。
朝食はホテルで済ませる。
最近のホテルは朝食が無料となっているところが多い。
また夕方にはウエルカムドリンクとしてアルコール類も含めて無料。
結構なおもてなしだ。
朝食に関しては一応のものはそろっているので不満はないが、以前に比べてクオリティは落ちているように思う。
無料なのだから仕方ないが。

二日目は、宇治方面に向かう。
2日間とも大きな天候の変化や極寒ということもなく楽しい旅行を過ごすことができた。
四条河原町から少し歩いて、地下鉄烏丸線で京都駅へ向かう。
ここで今日の帰りの新幹線の指定券を先に買っておくことにした。
結果的にはこのことが非常に役にたった。
夕方は券売機や窓口は長蛇の列となっていて、いつ切符が買えるかわかない状態だったからだ。

JR奈良線で宇治まで約30分の乗車。
10時前には着いたので人は少ない。
駅前にある中村藤吉も10時からなのでまだあいていない。
結果的には平等院店に入ることにした。
本店には本店限定のメニューも多いが、宇治川を眺めながらのスイーツは諦められない。
参道を歩くと、ほとんどの品物が抹茶関係。
何でもかんでも抹茶が入っている。
この宇治は、来年の大河ドラマの紫式部の源氏物語の舞台にもなっている。
来年になって大河ドラマが始まれば人でごった返すだろうことが予想される。
まあ、先取りといったところ。

宇治橋のたもとにある紫式部像の写真を撮って、まずは平等院鳳凰堂へ向かう。
庭園に入るのに600円、さらに鳳凰堂に入るのに300円かかる。
しかし、この鳳凰堂もなかなか入れないらしい。
観光シーズンだったり、修学旅行生が多かったりすると2時間、3時間待ちもざらにある。
今回は15分ほどの待ち時間で入ることができた。

中学校の修学旅行以来なので、50年ぶりくらいだろうか。
待ち時間があるので宝物館に先に行ったが、こちらも無料なのにもかかわらず見ごたえがあった。
鳳凰堂の一部の木造を身近でみられるように展示したり、扉の描かれた極彩色の絵などが再現され、文化的な価値を存分に味わうことができた。
鳳凰堂の中の見学。
何しろ、平安時代以来1度も焼けたことがない建築当時のまま残っている建物は少ない。
入る際の注意事項も多い。
リュックは前にかけて、壁や手すりに絶対に触らないように。
先が尖ったものは持ち込み禁止。
まあ、仕方のないことだが、国宝を守っていくにはこれくらいの配慮は必要だろう。

内部に入ると中心に鎮座する仏像。
近くの拝顔しても、趣のある穏やかな表情をしていることがわかる。
その周りをとりまく木造や光背なども当時のまま厳粛な雰囲気を醸し出している。
とても落ち着いた雰囲気で観覧することができた。
鳳凰堂の内部は1度はみてみるべきだと思う。

平等院をあとにして宇治川沿いにある中村藤吉平等院店へ向かう。
幸いにして、二回の窓側の席がひとつだけあいていた。
この店は本店と違いすべてセルフサービスとなっている。
自分で注文して品物を受け取り、呼び出しがあれば取りに行く。
ここで食べた抹茶ソフトや抹茶ゼリイは絶品だった。
やはり本場の味は違う。
茶そばも美味しかった。

しばし宇治川みながらのんびりとした時間を過ごした。
このあとは宇治上神社へと向かった。
これは現存する神社建築の最古のもので国宝になっている。
世界遺産にも認定され、由緒正しい神社である。
地域の方が年末や新年の準備をしているのがいかにもという感じがした。
お参りとしたあと、宇治市源氏物語ミュージアムへ入った。
源氏物語にふれるのは大学入試以来だが、なかなか面白く、いろんな断片的だった知識がつながり来年の大河ドラマが楽しみになった。

ここで宇治の観光は終了して、京阪電車で出町柳方面へと向かう。
お昼を食べるためだ。
昨日も行ったスクールバスコーヒーストップの姉妹店であるスクールバスコーヒーベーカリーに向かう。
その途中で木戸孝允邸宅跡を見学。
ここは観光施設ではなく、職員会館の庭にその建物は建っている。
このあたりは御所にも近く公家の家がたくさんあった。
その一つを木戸孝允が譲り受け住居とした。
二階建ての趣にある建物だった。
ここは明治天皇が木戸孝允の病気のお見舞いにも訪れた家だ。
当時もそうだが、天皇が一個人のためにお見舞いに訪れることはめったにないこと。
それだけ明治天皇が木戸孝允を頼り、信頼していたかがよく分かる。
木戸は天皇のお見舞いののち数日後にこの場所で息を引き取ることとなる。
そして妻である、芸子の幾松、松子とともに東山の墓地に眠っている。

スクールバスベーカリーに到着。
残念ながら火曜日だけはパンの入荷がなく、仕方なくハンバーガーをいただく。
とても美味しかった。
雰囲気もとてもおしゃれで次回は是非パンを食べてみたい。
烏丸駅から地下鉄に乗り、京都駅へ。
まずは高島屋地下の名店街でお土産物を購入。
定番の阿闍梨餅と茶の香サンド。
新幹線までに時間があるので、かまど炊きたてごはん土井で夕食。
漬物等が食べ放題のビッフェとなっていてとてもあっさりとしているが京都の味といった感じだった。
さらに551で豚まんとシュウマイを買って、新幹線に乗車。
帰路についた。

京都は何度来てもいい。
いろんな刺激があるし、リフレッシュにできる。
また、近いうちに訪れたいと思う。

Fin

saitani
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