いじめる側の心理状態について。
以下引用する。
「中和の技術」~いじめ正当化のストラテジー~
「中和の技術」とは、マッツァとサイクスによる非行研究の中で明らかにさ れた心的メカニズムです。自分の加害行為を正当な報復であると言い換えるも のです。自責の念を緩和したり、他者からの非難や制裁の矛先を転化したりす る働きがあります。
1「責任の回避」
自分の積極的意志でやったのではなく、仕方がなかったのだ、やらなか ったら自分がやられる、みんなもやっていることなのだ、と考える。
心的メカニズム:やらされた(させられた)と思うことで、良心の呵責 を中和する。
2「危害の否定」
相手にたいした害を与えていない、口で言っただけで暴力はふるってい ない、相手はそれほど傷ついていない、と考える。
心的メカニズム:外傷や目に見える被害がないことを理由に、相手への 危害を否定する。
3「被害の否定」
相手はやられて当然のことをした、みんなと同じようにできない、約束 を破ったからやられるのは仕方ない、と考える。
心的メカニズム:規範や制裁を理由に、相手への危害を正当化する。
4「非難者への非難」
自分だっていじめられた経験がある。非難する人は、状況を知らないか らだ。または、大人も同じようなことをしている、と考える。
心的メカニズム:もっと悪いヤツがいる、自分はまだマシな方だとして 罪を逃れようとする。
5「高度の忠誠心への訴え」
より大切なまたは身近なグループの仲間に対する忠誠のためにやった行 動であり、自分の所属集団のルールからすれば間違っていない、と考える。
心的メカニズム:集団の要請に応えたものとして、責任を回避する。

以下引用する。
「中和の技術」~いじめ正当化のストラテジー~
「中和の技術」とは、マッツァとサイクスによる非行研究の中で明らかにさ れた心的メカニズムです。自分の加害行為を正当な報復であると言い換えるも のです。自責の念を緩和したり、他者からの非難や制裁の矛先を転化したりす る働きがあります。
1「責任の回避」
自分の積極的意志でやったのではなく、仕方がなかったのだ、やらなか ったら自分がやられる、みんなもやっていることなのだ、と考える。
心的メカニズム:やらされた(させられた)と思うことで、良心の呵責 を中和する。
2「危害の否定」
相手にたいした害を与えていない、口で言っただけで暴力はふるってい ない、相手はそれほど傷ついていない、と考える。
心的メカニズム:外傷や目に見える被害がないことを理由に、相手への 危害を否定する。
3「被害の否定」
相手はやられて当然のことをした、みんなと同じようにできない、約束 を破ったからやられるのは仕方ない、と考える。
心的メカニズム:規範や制裁を理由に、相手への危害を正当化する。
4「非難者への非難」
自分だっていじめられた経験がある。非難する人は、状況を知らないか らだ。または、大人も同じようなことをしている、と考える。
心的メカニズム:もっと悪いヤツがいる、自分はまだマシな方だとして 罪を逃れようとする。
5「高度の忠誠心への訴え」
より大切なまたは身近なグループの仲間に対する忠誠のためにやった行 動であり、自分の所属集団のルールからすれば間違っていない、と考える。
心的メカニズム:集団の要請に応えたものとして、責任を回避する。