飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

コーチメモ その10

2012年04月30日 07時16分15秒 | バスケットボール
24

練習に全力を尽くし、練習に意味をもたせるのは子どもたち一人一人だ。
子どもたちに「努力しているか?」と問えば「している」と答えるだろう。
しかし、やらされている練習は「努力」とは言わない。
自らが目的意識をもち、たとえ稚拙であっても自分なりの工夫をし、遅々たる歩みであっても確かな軌跡を刻んでいく。
そういった地道な未来にしか栄光はない。

今日をどう生きるかで、日の沈む美しさが変わる
明日をどう夢見るかで 日の昇る美しさが変わる

自分の本当の努力でみんなで夢のステージへ立ちたい。

25

目標の達成のためには自己練習が必要です。

みんなの前でがんばった花は、
みんなが知ってる花になる。

みんなが知らない所でがんばった花は、
みんなが見たことのない花になる。

みんなでがんばる花を咲かせよう。

saitani


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コーチメモ その9

2012年04月30日 07時13分42秒 | バスケットボール
22

第2試合の大逆転は、チームしての将来性を感じるものでした。
点差があってもあきらめずに積極的にプレーしたこと、ルーズボールを勇気をもってとりにいったこと、点数には表れない点での積み重ねが勝利に結びついたと思います。

サッカーの言葉に「無駄走り」という言葉があります。
言葉だけを聞いているとつまらないことのように聞こえますが、とても重要なことです。
サッカーの試合は通常90分間で行われます。
しかし、実際に試合の中で一人のプレーヤーがボールを保持している時間は2,3分だそうです。
では、ピッチに立っている選手はボールにさわる短い時間だけ動いているのでしょうか。
違います。
優れた選手は足を止めることなく90分間フルに動いています。

たとえボールがもらえなくてもいつもボールがもらえる位置を探し、ボールを呼んでいます。
たとえ間に合わないと思っても、数十回に一度ミスするかもしれないドリブルシュートのリバウンドにダッシュで走ります。
野球の選手が、楽々アウトになると知っていながら全力疾走するのもその何百回に1回のチャンスを信じてファーストに全力疾走します。
その全力疾走を怠らない選手は一流と言われ、誰でもできる努力を怠る選手は二流、三流と言われます。

ファーストへの全力疾走も80分のボールをもたない動きも無駄なのでしょうか。
サッカーでもバスケットでも、「スペースをみる目」はとても大事なことです。
ドリブルの上手な選手は、ボールを持った瞬間にディフェンスの位置を把握し、ゴールまでのドリブルコースを選択をし、ドリブルをつけるスペースを探します。
だからルックアップやルックアラウンドがないと相手を抜き去ることはできないのです。

いい選手はスペースに飛び込んでボールをもらうというプレーをします。
このスペースは選手が動いた場所にできます。
だから無駄走りとは自分がボールをもらえる動きをするとともに仲間がより有利な位置でボールをもらえるためのスペース作りにもなります。
そういった視点をもってプレーしてほしいと思います。

24分間、動き続けることの重要性と体力を身につけましょう。

23

私が今日言った「考えて走るバスケット」とは状況判断です。
どんな技術をもっていても状況判断が正しくなければその技術効果は半減します。
1対1でも、何も技術がなければぬくことはできません。
最低でも、三つくらいの技を身につけましょう。
難しいことはいりません。
まず基本はチェンジオブペースとチェンジオブディレクション。
速さと方向の変化で抜き去ることは可能です。

練習は苦しいこともあります。
苦しんだからと言って報われることばかりではないし、むしろ報われないことの方が多いです。
同じ苦しむにしても、考えて苦しまないと価値は半減します。
何も考えないでプレーしたり努力していてもだめです。
こんなに苦しんでいるとか、こんなに頑張っているとかは、大事なことではあるけれど、違う自分にはなれません。
とにかく考えましょう。
無駄だと思えることを考えましょう。
無駄なことを考えて、体で表現したり、言葉にしようとしているうちに、何かがある日変わります。
努力の結果は、ある日突然加速度的にやってきます。
問題は、その日がやってくるまで、階段を一歩一歩のぼることができるかどうかです。

みんな君たちの可能性に期待しています。 

saitani

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コーチメモ その8

2012年04月30日 07時11分51秒 | バスケットボール
20

今日のポイントはなんと言っても3試合目です。
前回同様に、リバウンドを支配したことが勝因だと思います。
しかも、ディフェンスリバウンドを確実に支配したことは大きかった。
オフェンスリバウンドにも最後まであきらめずにからんでいったことも立派だった。
ディレクションに関しては、もう少し徹底する必要があるがそれなりに浮き球やコースの読める玉を出させていたので効果的でした。
今後は、もう少し前気味でプレッシャーをかける戦術も必要になってくると思います。
このあたりの構想を実現するためにチームとしての合意事項が必要になってきます。

この夏休みもあっという間に終わります。

ジャンプショットの共通課題はできるようになったでしょうか。
努力なくして栄光はありません。
パナへの道はすでに始まっています。

体調管理にはくれぐれも気をつけてください。
保護者の皆様、合宿のご配慮お疲れ様でした。
今後ともよろしくお願いいたします。

21

今回の勝因は、リバウンドだと思います。
リバウンドを制するものはゲームを制するとも言われるように最重要ポイントです。
大敗するゲームは、ボールをフロントに運べないようなケースとリバウンドを相手に支配されるケースの二つです。
リバウンドさえ支配すれば勝てる可能は大きく広がります。

もうひとつは相手チームの外郭からのシュートがほとんど入らず、そのあとリバウンドからオフェンスに移行できたことも大きかったと思います。

今回の課題もあります。
トランジションの遅さとパスゲームの不徹底、戦略の周知徹底不足。
選手間のコミュニケーションの不備。
ディフェンスのファンダメンタル。
個人技術の伸長。

これからの夏の練習で修正すべき点は多くあります。
是非、月目標の下には週目標があり、その下にも1日の目標があることを意識して日々の自己練習に取り組んでほしいと思います。

夏休みに入り、時間的は余裕がありますので。

しかし、3勝できたことはよく頑張ったと思います。

saitani

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コーチメモ その7

2012年04月30日 07時09分45秒 | バスケットボール
18

夏休み前からの変更に関して理解がまだ徹底していない。
それは毎回感じることであるが、まず自分がチーム自体の方策を理解することが大事だろう。

チームには2種類ある。

それぞれが自分の力を出し切るがそれ以上ににはならないチーム。
それぞれが力を出し切ることによりプラスアルファを生み出すチーム。

こんな言葉がある。

努力は
足し算にもなれば、
掛け算にもなる。

(ロングテール)

バスケットの場合は5人の選手がコートに立つ。
5人のメンバーがそれぞれが力を出した時に、1 + 1 + 1 + 1 + 1 = 5となる。
しかし、それぞれの能力が高くても一人戦略を理解しない選手がいると2 x 2 x 2 x 2 x 0.25 = 4になってしまう。

チームとしてどんな戦い方をしなければいけないものか。
それぞれのチームには、必ず弱点があるはずだから、それがうまくカバーできる努力をする必要がある。

もし、努力や実力の段階ですでに問題があるとすれば、本番でそれをカバーできる作戦をもっていなくてはいけない。

大切なのは、一人一人のレベルがどういうレベルで、チーム全体としてはどういうレベルのものか、ということである。

それに合わせた努力をすることも重要である。

足し算で戦うチームか。
掛け算で戦うチームか。

自分のチームはどういうビジョンをもつのかを一人一人が考える必要がある。
そうすれば自ずと道は開ける。

19

自主練習が行われました。
なぜ自主練習に参加するのでしょうか。
参加したい気持ちがあるから行くという単純なものかもしれませんが。
しかし、自分から上手になりたいという意欲なしには続かないのも事実です。

息子も中学校時代は、1週間のうち5日間はバスケットの練習をしていました。
部活が終わってから、食事をしてすぐに行っていたわけですから、体力的にはつらかったと思います。
勉強もせずに体育館に通ったわけですが、送り迎えも結構たいへんだったことを覚えています。
それでもミニバス経験者の選手には追いつくことはできず、高校を卒業する頃に「俺もミニバスを経験していれば、もっとうまくなれたかもしれない。」と言っていました。


質量転化という言葉がありますが、自主練習も当然上達には不可欠です。
進歩するにはある一定の練習量が必要で、その膨大な練習量を突き抜けた先に上達や次のステージが用意されています。
ある程度の練習量が確保されなければ質的向上もないということです

saitani

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コーチメモ その6

2012年04月30日 07時04分05秒 | バスケットボール
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2試合目の西奈戦は2点差という惜敗だった。
後半の追い上げましたが、追いつきませんでした。
その前に、個人レベルで修正すべき点がありました。
これはすぐに修正できるものと、個人の成長に期待するものと二つあります。

試合にでる選手はもっと自覚を持ってほしいと思います。
コートに立つと言うことがどれだけ重い責任を担っているかと言うことです。
できないことをそままにしていて努力をおこたっていることはないでしょうか。

今日のあるチームのおそろいのTシャツにこんな言葉が書かれていました。
「信頼」
なぜもっと戦略に直結するような言葉にしなかったのでしょうか。
私なり考えてみました。

一流選手が大事にしていることは何でしょうか。
それはチームメイトに対する信頼です。
あのラグビーで有名な大畑大介選手は言っています。

「信頼できなければボールを渡すことはできない。
 こいつがボールを活かしてくれると思えるからこそ、託すわけだ。」
そして、さらにこう続けています。
「そう思えなければ、自分で持っているほうがいい」

「こいつに任せれば」という信頼を得ていない選手にチャンスがあつまることはほとんどありません。

今一度、自分で考えてみてください。
自分はチームメイトから信頼されているプレーヤーか。
そうでなければ信頼をかちえる努力をたった今から始めることが必要です。

16

バスケットボールにはスポーツである以上、当然勝ち負けがある。
よく運良く勝ったとか運悪く負けたというが本当にそうだろうか。

たまたま勝つことはあるかもしれない。
それは相手が自らミスをして自滅するゲームもあるからだ。
相手のファールトラブルもある。

しかし、たまたま負けることはあり得ない。
負けるという事実に裏には、負ける要因が必ずある。
負けたときにはきちんと選手レベルでもコーチレベルでも反省して、要因を修正するなり、取り除くことをしなければ結果は同じである。

試合と練習とはそういうことの繰り返しだと思う。
それをせずに毎回、毎回、目的意識のない時間を過ごしても無意味である。

選手レベルでの検証と改善を期待する。

「たまたま成功することはありますが、
  たまたま失敗することはありません」

saitani

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コーチメモ その5

2012年04月30日 07時04分05秒 | 授業論
13

目的意識をもつようになってから、一人一人のプレースタイルも少しずつ変化しています。
実際の試合で活かすにはまず自分自身が納得し、自信がもてるようになるまで反復練習です。
人がなんと言っても、自分はできるそう思えるようになれば、必ず試合でも練習したプレーはでます。

あの有名なイチロー選手がヒットをうつこつをつかんだのは、オリックス時代平凡なセカンドゴロでアウトになったときだそうです。
何かができるようになるというのはそういう瞬間がやってくるまであきらめずに努力を続けることです。
努力は階段を一歩一歩上るように地道に積み重ねが必要です。
しかし、結果は目には見えません。
結果はある日突然加速度的にやってきます。
私の感覚からすると、徐々に上手になるということは少なく、うまくなる時期がある日突然やってきて、一気に上手になるとう感じがします。
これは私がスポーツを見たり、体験した中での経験則みたいなものです。

ただし前提は、地道な日々努力を怠ることなく毎日頑張った選手だけがそのプレゼントを神様がくれます。
自主練習、家での練習、その目に見えない努力が体の中に蓄積され、ある日突然、コップから水があふれるように開花するのです。

あと1ヶ月後には、楽しみにしている試合です。
最後まで夢を持ち続け、願い続けた人は、必ず実現できます。
頑張りましょう。

14

多くの課題の残る試合でした。
勝ち負けよりも内容を重視する必要があります。
戦術は全員が理解できていたか。
個人の意識レベルの統一はできていたか。
個人の課題を克服する形でプレーできたか。

新たな課題も見えました。
その点では大きな収穫があったと言えると思います。
子どもたちには課題をいくつか出しました。
どのような反応を返してくれるのか楽しみです。

試合の後には、勝っても負けても何らかの反省が残ります。
それは勝敗の事実そのものにはあまり意味がないからです。
とくに今の時期はそうです。
負け試合は特に反省だらけで、よかった点を探すのは困難です。
よい点がすくなかったから負けたのですから。

しかし、仕方ないとか、しょうがないと自分で慰めの言葉を考えてみたところで全く意味がありません。
たとえ悔しい敗戦だったとしても、「なぜ」「どうして」と考えることが進歩につながります。
執念をもつ、頭をつかう、自分を信じ、仲間を信じる、それが明日へつながり、勝利へとつながります。

まあ、しょうがないと思うだけでは、しょうがないだけの選手で終わってしまいます。

saitani


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コーチメモ その4

2012年04月30日 07時01分52秒 | バスケットボール
10

一人一人の責任も明確になってきました。
漠然とした考え方からは曖昧な状況判断しか生まれません。
スポーツに限らず、具体的な行動は、具体性のある考えから生まれます。
自分の力を最大限に生かすには、何をしなくてはいけないのか。
自分が何をしたいのかという気持ちが大事です。

さらに言えば、具体的である評価は、自分だけでなく周りの人間に本人が何をしたいのかがわかるということがあります。
これまでの積み重ねに自信をもってプレーしてほしいと思います。

自信というのは人から言われて生まれるものではなく、自分を信じると書くように、自分はできると信じることから生まれます。

勝ちたいという思いをあきらめた時に敗北が決まるのです。
勝ちたいという気持ちを持っている限り敗北はないのです。

ひとつひとつ目の前にプレーに集中しましょう。
集中のバロメーターは声を出すことです。
これまでに鍛えた体力と、磨いた技や心は必ず「未来の勝利」に導いてくれる力になっていくはずです。

この世に本当に強いチームなど存在しません。
存在するのは、己の弱さに甘んじているチームとひたすら強くなろうと努力しているチームがあるだけです。

目標達成に向けてファイト!!

11

今日はチームの悪い面が多くでた試合だった。
選手のモチべーションやバスケットボールに関する考え方も今一度、見なす必要性を感じた試合だった。

多くの反省点もあるが、観点を変えてみれば重要な試合だったとも言える。

子どもたちに聞いてみる。
「成功の反対は何ですか?」
迷わず答えるだろう。
「失敗です。」
辞書に載っている反対語はこれで正しい。
また、実生活でもこうとらえる人は多いと思う。

しかし、ポジティブな考え方をしてみると答えは違ってくる。

どうして敗北という結果になったかは、話したとおりである。
敗北の原因もわかっている。
しかし、問題は選手たちがその敗北の後どうするか、ということだ。

二度と同じことが起こらないように、敗北の原因を追究することが必要だ。

敗北は反省材料ではあるが、恥ずかしいことではない。

今一度言う、大切なのは、成功した後、失敗した後に、何をするか、ということなのだ。

そこを見失うと、ホメられることも、責められることも、何の意味もなくなってしまう。

人間はそもそも失敗をするものである。

人は間違ったり、失敗したことのみによって責められることはない。
多くは、失敗の後に改善策を考え、行動に移さないことを責められる。

成功の反対は失敗ではなく、「成功するための経験」なのである。
子どもたちのバスケットボールに対する姿勢を含めた、巻き返しを期待したい。
それがきっとできると信じている。

12

結果は厳しいものとなりました。
結果は現実として受け入れましょう。

一緒にベンチに入っていくれたOGの選手が多くのアドバイスをくれました。
その中に「表情がかたいのでもっと笑顔でプレーした方がいい。」というのがありあました。
もっと声を出して、試合に集中することが必要です。
声を出している選手は試合に集中していることがよくわかります。

よく、最近のアスリートたちは「試合を楽しみたい。」という言葉を口にしますが、この楽しみたいということを取り違えているようにも思います。

楽しむ、英語ではENJOYですが、これは単純な楽しむではなく、いいプレーをする意味での楽しむではないでしょうか。
競技スポーツは、勝つという結果があってこそ、楽しいという気持ちが生まれます。
それはどんな理由をつけようと否定することはできません。
もし、負けて楽しいという気持ちだったら、チームは絶対に勝てないと思います。

コートでプレーしてる選手ももちろんのこと、ベンチにいる選手たち全員がこの喜びと悔しさを共有しているでしょうか。
この共有から、本当のチームワークは生まれると思います。

気持ちを行動に結びつけましょう。

saitani

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コーチメモ その3

2012年04月30日 06時59分09秒 | バスケットボール



3連休の最終日、今日の夜も自主練習が行われました。
人に言われてやる練習やいやいややる練習には全く意味がないとは言いませんが、効果がほとんどないことも事実です。
自らやる1時間の方が、やらされる10時間よりもずっと意味があるのです。

こんな言葉があります。

チャンスは自らの中にある。
境遇や運や他人の援助の中にはない。
ただひたすら自らの中にある。

「あきらめない」気持ちとかは、誰がきめるのでもなく、やっぱり、最後は、自分が決めます。
いくら環境が良くても、運が向いていても、誰かから応援されても、自ら行動しない人間に勝負の神様は味方してくれません。

すべては自分の心が決めるのです。
自分の中に、もっと深いところに、まだまだ未知の自分がいるということに気付けるのも自主性があってこそです。

この三日間バスケットボールづけでしたね。
今日も疲れていたと思いますが、よく参加してくれました。
お疲れ様でした。
きっと努力は報われると信じています。



優勝できたことはとてもうれしいことでした。
しかし、これはあくまでも通過点に過ぎません。
われわれが心に誓った目標を今一度、思い返しましょう。

勝ち試合の中にも、反省すべき点は多くあります。
通常ならミスとなるところを相手の拙攻で助けられ、ミスとはならなかったこともあります。

通常ならできないプレーができてしまったりすることもあります。
より厳しい環境の中でのプレーをこれからはますます要求されます。
どんな環境、状況においても自分のプレーができる、それが本当の強さです。

明日からは気持ちを切り替えて、目標に向かってさらにチャレンジです。



連勝し、決勝トーナメントにコマを進めることができました。

勝利はうれしいことですが、今一度我々の目標はどこにあり、成長の原点はどこにあるのかを振り返りましょう。
我々の進歩の原点は、やはり悔しい思いをした敗戦にあったと思います。

勝ったときでも、完璧な勝利などありません。
選手、チームは常に現在よりも成長することを求められています。
向上的変容が不可欠です。
強くなれるチームは、強くなるモチベーションを維持することができる集団です。
高いモチベーションを保ちながら、欠点を直すことやチームとしての戦略、戦術からずれていることを修正する必要があります。

これからも不安定な要素を、安定させるための練習を怠ることなく次の試合に備えてほしいと思います。






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コーチメモ その2

2012年04月30日 06時56分38秒 | バスケットボール
バスケットボールメモの続き。


自分が書いた文章を読み返しているときこんな言葉が目にとまりました。

毎日に生活の中で、少しの努力をすれば、少し大きな夢がかない、もっと大きな努力をすれば、もっと大きな夢がかなう。
そして、うーんと背伸びして努力すれば、考えていたよりも大きな夢がかなう。

この言葉はアスリートであり、当時イリノイ州の大学生だった松江美季さんが大学のレポートの中で語った言葉です。
彼女は長野パラリンピックのアイスレッジにおいて大活躍しました。

彼女は1年前に考えていた計画や夢がかなわなかったことをしったとき、現実味のない夢だったとか、ちょっと無謀な計画だったと勝手に分析していたそうです。
しかし、いろんな経験から違った見方を手に入れました。
それは、イリノイ大学のコーチや多くの仲間を見ていて、初めて「大きすぎる夢なんてない」と思えるようになったといいます。

それは夢を現実のものとして考えなかったところに問題があったのだと。
松江さんの言葉は平凡ですが、心に響きます。

さらにこんな風にも言っています。
忘れてならないのは「決してジャンプしないこと」つまり無理は禁物。
地に足のつく範囲内でがんばり続ければ何でもできるのです。

この大事な時にこそ、ミニバスらしいプレーをすることが一番大事です。
我々には我々にしかできないバスケットあります。
勝利を信じて!!


決戦の日まであと1週間となりました。
体調管理にそれぞれが気をつけて、万全のコンディションでプレーできるようにしてください。

宮本武蔵が書いた有名な兵法の本「五輪書」に次のような言葉があります。

『体の大きい者も小さい者も、心をまっすぐにして、自分自身の条件にとらわれないようにすることが大切である。』

戦いの時、体が大きい者を目の前にすると、やはり心細くなります。

でも、過去のスポーツの歴史を分析すると必ずしも、体の大きい者が勝って、技術的に優れたチームが大勝利をおさめていたわけでもないことが分かってきます。

表面的なこと、見た目にとらわれることなく、相手の状況と、自分の状況を見極め、それに応じた最善の方法を見出した者たちは、体の大小、技術の優劣に関わらず勝つことができます。

それぞれが役割を果たし、我々ミニバスの本質を見極めてのぞむことだけが重要であり、そうすれば必ず勝利を手にすることができます。

スマイル、スピード、スピリッツ!!!

saitani

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コーチメモ その1

2012年04月30日 06時51分45秒 | バスケットボール
バスケットボールのコーチをしながら日々つづってきたメモである。


ファンダメンタルの弱さと的確な判断力の不足が目につきました。
徐々には成長してきているので、今の基礎練を集中して行い、自分はどこが進歩しているのかゲーム形式の中で確かめることが必要です。
身につけた技術や判断をどんどん試して、何ができて何ができないかを明確にしましょう。
まだまだ自分の能力のほんの少しをつかっているにすぎません。


平成21年も11日を過ぎ、そろそろお正月気分もぬけてきたことと思います。
今年は暖冬で、それほど厳しい寒さを感じないのは私だけでしょうか。
それでも寒いことは寒いですが。

今年の練習も7日の初日をかわきりにスタートしました。
短期目標、中期目標を考えて今一度、ファンダメンタルな練習に時間を使っています。
選手の皆さんは、その意図とねらいを意識しているでしょうか。
目標なきところに進歩はありません。

まずはドリブルですが、ドリブルの技術は上達しても、その使い方を知らなければ何の意味もありません。

ちょっと考えてみてください。

ドリブルをする一つめの意味は、フロントコートにボールを運ぶためです。
一番多用されるのはこの目的のためではないでしょうか。
でも、前の方に見方がいるなら躊躇なくパスを出すべきです。
それができているでしょうか。
試合は、基本パス優先です。

二つめの意味は、状況を好転させるためです。
相手をぬいたり、インサイドにペネトレイトすることによりディフェンスを自分に引きつけ、ノーマークを作り出し、その見方にパスを出します。
よく言う、あわせというのもこの一種です。

三つ目の意味は、アングルを変えることです。
この間の練習で、味方同士が一直線に並ぶことなくスペースをとることを話しました。
つまりずれを作り出すのです。
ポストマンにボールを入れるときにも、トップからは危険度が高いので、45度にアングルは変える、場合によってはエンドライン近くからローポストに入れるなどです。
このように全く違った展開を生み出すためにも使います。

ドリブルをつくことにより、より優位な状況を生み出さなければならないのに、チャンスをつぶすようなドリブルをついていないでしょうか。
今一度、考えてバスケットをするという意識を持ってほしいと思います。


1勝1敗で残念ながら予選突破はかないませんでした。
しかし、多くのことを学び、これからのチームにとって希望のある可能性を感じる試合でもありました。

自分もそうですが、なぜか周りの人間の可能性はすごくよく見えますね。
でも、自分の可能性を感じることはたびたびあることではありません。

それは、「可能性はいつもみんなの背中にあるから」です。

可能性は、胸にはなく、背中にあります。
だから、自分ではなかなか見えないのです。

自分のものなのに、見えません。
けれど、他人のものはよく見えます。
時には、うらやましく思ったりすることもあります。
でも、かすかに自分の背中に感じる可能性を信じながらあきらめず、努力することが何よりも大事なことです。
次の目標を目指して、今日も突き進みましょう。

saitani


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