三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

学生の匠~6 基礎型枠工事

2006年11月22日 04時41分28秒 | Weblog

さて、無事に土間コンクリートが打ち込まれて、
その後、写真右側のように立ち上げ布基礎の型枠工事になります。
写真左側に、立ち上げられた鉄筋の様子がありますが、
このように配筋だけ先に出来上がっていて、
それを囲むように型枠工事を行います。
右側写真は、玄関まわりの部分で、土間部分に若干の高低差があります。
家の真ん中と、外周部の基礎については
たびたび触れているように「無筋」なので、室内側から、新たに
鉄筋入りの150mmの布基礎を「増築」します。
鉄筋が入っていない部分と合わせて、270mmの布基礎と言うことになりますが、
さらに土間と一体になっている基礎になるわけです。

基礎工事の大切さは、家づくりでも最大のポイント。
極端に言えば、ほかはいろいろやり直しは利くけれど、
基礎だけはなかなか、やり直すことが難しい。
このリフォームでも、公開される前提でやっているので、徹底的に
しっかりとした工事を行ったわけですが、
ここまでやるためには、家の内装一切を撤去した上、
最低限の構造材のみに還元しなければならなかったわけです。
そういう意味で、これから新築をお考えのみなさんにとって、
基礎工事の意味合いを十分に理解していただきたいものだと思う次第。

リプランの編集作業も、いよいよ追い込みラッシュ時期になって参りました。
まだ、北海道内でも取材もあり、また、東北版はちょうど今時期が
取材もピークにさしかかります。
そのうえ、初冬の日射しは落ちるのが早いですね。
今は札幌では、午後4時になるともう夜と変わらない感じ。
高緯度地域って、冬期間の日照不足から、
いろいろなハンディが出てくるものなんですよね。
年末に向かって、なにもかもがなだれ込むように忙しくなりそうです。
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