三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

新緑の季節・タケノコ料理

2012年05月13日 08時12分53秒 | Weblog




この時期、新幹線で移動しても車で走っても
野山のみどりのはつらつさに心が躍ります。
きのうは宮城県大崎市古川で住宅の取材。
そちらではなんと、
新鮮なタケノコご飯と煮付けをご馳走になってしまいました。
東北の春を感じさせてくれる家庭料理であり、食材。
しかし、その振る舞っていただいた前振りに
「セシウムは安心だそうですから・・・」
という言葉が交わされました。
こうした会話は、つとめて明るく交わすのが最近の東北でのマナーかなと。
どうしても鬱屈する部分があるのだけれど、
そういう部分に負けてはいられない、
明るく前向きにいこう、という共有の雰囲気がある。
結局、日本を明るくしていくのは、
こういう日々の暮らしの中で、
これまでも日常がそうであったことを、確認しながら、
坦々と積み重ねていくことが、復興していくと言うことを
証だてていくことの実質なのではないかと思われます。
ありがたく食させていただきましたが、
口の中に広がる歯ごたえの切れの良さ。
まさに春の息吹を感じさせてくれる食感がこたえられない。
炊き込みご飯の方は、餅ゴメとおぼしきお米もすばらしい食味。
薄味なんだけれど、深みのある爽やかさが
体の中を通り抜けていくような、まさに新緑の空気感が立ち上ってきますね。

きのうは仙台市内で仙台・青葉まつりが行われていて、
帰りの交通渋滞は結構なモノでした。
やや時間にゆとりを持っていたのですが、
帰りの飛行機には、滑り込みでセーフ。
タケノコ料理、お土産にお弁当まで仕立てていただき、
帰りの飛行機の中でも、引き続き楽しませていただきました。
本当に感謝いっぱいの思いでありました。


<写真は、当社事務所建物の前庭部分に植え込んだ「カツラ」近影>
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