三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

優美な曲面のR壁

2007年09月22日 08時38分16秒 | 住宅取材&ウラ話




先日のブログで書いた曲面の壁、内部の様子写真です。
細かく切り込みを入れたツーバイ材を切り込み方向に曲げて、
造作したR壁を持つ部屋です。
建物の増築時点では、事務所兼用だったので、
この場所はわたしの執務室として使っていました。
現在は事務所を別に建てたので、書斎のように使っています。
って、わたしのデスクはこの面の反対側に造作。
なだらかで優美な曲面壁は、見て楽しんだ方がいい、という心理。
実際、ちょっと後退距離があると、
家にいるときの心理的句読点になってくれています。
こういう、自分なりに気に入った場所、って、うれしいです。
収納の造作棚も壁面に合わせているので、全体のバランスが調和が取れている。

なので、現在はごらんのように神棚や
父母との祈りの空間にしている次第です。
わが家は仏壇のない家ですので、いまのところはこういう簡易な
コーナーにしているのですが、そこそこ気に入っている「仏間」。
パイプ椅子に座布団、というキッチュな構成で、ちょっとお恥ずかしいのですが(笑)。
どうなんでしょうね、わが家の場合はわたしが死ぬことで
仏壇を持つかどうか、ということになるわけですが、
わたし自身は、そのような伝統的スタイルをとるか、
ちょっと、考えがまとまってはおりません。
最近は散骨というようなものも認められてきているということなので、
そんなこともいいのかな、とも考えたりしてはいます。
本家ではないので、父母の死にあたって、位牌のようなものは作らず、
掛け軸状のものをお寺さんにお願いして、弔っている次第。

なんか、仏さんのことにテーマが振れてしまいました(笑)、
本日のテーマはR壁の部屋ということです。
ただ、こういう他の部屋とちょっと違う空間っていうのも、
日本の伝統的な「床の間」というものとも繋がってくる気がします。
いかがでしょうか。
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