三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【「細部に宿る」くらしの豊かさ 楽しい100均モノ選び】

2018年05月05日 06時47分56秒 | Weblog
「まるで新婚みたいだね(笑)」
カミさんと笑いながら、いそいそと家具雑貨ショップ通いが続きます。
そういえば、キッチンの細部の使い勝手のモノ選びは
わたしたちの新婚の頃には、もっぱらカミさんに任せていた。
そういった領域まで男のわたしが口出ししてはいけない、
30-40年前くらいまではそれが常識だったのではないかと思われます。
で、生活が始まって年月が経ってくると、
そもそも料理などはむしろ男のわたしの方が相対的には好きだということが、
長い結婚生活でハッキリしてきた(笑)。
これからの高齢化を考えて、1階での生活に切り替えたのが、
今回リノベーションの大きなターニングポイント。
地下1階地上3階の建物で、前までは2階が主要なリビングダイニングだったのを
今回住宅生活ゾーンは1階に大変更した。
そうした方が、2−3階のオフィスゾーンのパブリック性が飛躍的に高まる。
以前職住一体型建物だったときには、このゾーン分けが正反対だったのですね。
こういうふうにして見ると、パブリックとプライベートの仕分け、
それぞれがメリットを発揮できてきたように思われます。

で、結果として、平屋としてのプライベートの暮らし方がはじまり、
上下移動はビジネスシーンだけになってみると、
想像以上にその使い勝手の良さに驚かされています。
生活面積としては半分以下、たぶん1/3程度に大幅に小さくしたけれど、
そんなことはまったく問題がないし、ムダがそぎ落とされコンパクトに。
むしろ小さな事柄まで見直していくきっかけになって、
写真のような料理での最低限必要な調味料のありようまで
夫婦でしっかり話し合いが出来るようになった。
台所も既存を移設して、上部の収納棚もキャンセルしたけれど、
その分、十分活用されていなかった下部の収納の仕切りなど、
細かいディテールをしっかり整え、なにより自分たちの「暮らし方」にあわせてみると、
そんなに収納の量、スペースがいるというものではないと驚くほど気付く。
雑貨ショップでこういうキッチン仕事の調味料収納をいっしょに考えながら、
「大きな」収納装置としてステンレス製のガワ、ボックス1480円を買って、
「これに収納するモノは塩、煮干し、ホン出汁くらいだね」
「砂糖はほとんど使わないよなぁ」
「あと、粉モノはわたしはほとんど使わない」
「イレモノはむしろ100均モノのほうが多彩でオシャレだわ」
みたいに、具体的な食習慣をもとに話し合うことができていく。
どうもスペースを小さくすることでわたしたち夫婦の場合は、
暮らしの豊かさ品質ということに、気付かされるようになってきています。
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