三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

海辺の家の密集建築

2008年08月27日 18時52分40秒 | Weblog



いやぁ、すっかり更新が遅くなってしまいました。
さすがに3年を超えてのブログで、いろいろな仕事が重なってくると
今回のように、あ、いけね~ということになりますね。
わたしの場合、みなさんからブログらしくないエッセイだ、といわれます。
たしかに個人的な出来事や、主張性を前面には出さないので、
その分、記事内容に重きを置くようにしているので、
そのように感じられるものかも知れません。
そうなってくると、やはり一定のテーマ性に即して書くことになる。
住宅のテーマが中心になるのは当然ですが、
毎日なので、やはりいろいろな取材が必要ですね。
最近は、あまり遠出せず、札幌にいることが多いので、
勢い、取材ができなくなっております。

きょうはそんなことから、以前に取材した川崎市にある
「日本民家園」からのご紹介を。
ここには地元の神奈川の古民家の他に日本各地の家が移築展示されています。
ずいぶんな努力だと思うのですが、
維持していくのも大変でしょうね。
民家のありようをいろいろに見ることができて勉強になります。
写真は海辺の民家集落の様子。
展示での典型例の表示です。
配置計画といっても、海辺になるべく近く建てられる住まいで、
徹底的に「職住一体」の機能性重視。
すぐに漁場に出られるように、海に突き出すように基礎がかけられ、
そこの土台が据えられています。
場合によっては、すぐに船に乗れるように家に係留されていたのかも知れませんね。
機能性重視なので、隣家との間の空隙は圧倒的に少ない。
水を確保する井戸も、外に作られないので家の中に掘っているというケースも多いそうです。
でもすごい密集ぶりですね。
きっと強い浜風に対しての工夫の要素も大きいのかも知れません。
じっくり見ているといろいろな工夫と知恵も見えてくる配置です。


NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
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